【塩ビ樹脂世界一】半導体ウエハー、セルロースもシェア高い。
信越化学工業の業績が好調だ。2022年3月期の連結純利益は前期比24%増の3630億円と過去最高となり、10年前の3.6倍に達する見通し。塩化ビニール樹脂は建材需要の増加にあわせ米国で増産投資を続ける。需給軟化や米金利上昇という懸念も出るなか最高益を続けられるか、投資巧者の本領が試されている。
21年11月、米ルイジアナ州で塩化ビニール樹脂の新工場が稼働した。北米の塩ビ樹脂の年産能力は324万ト…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。