【製薬大手】自社開発の主力2品が業績けん引。海外収益化で先行。
世界の製薬会社が、抗体薬物複合体(ADC)と呼ばれる技術を使った新しい抗がん剤の開発を競っている。がん細胞のみを狙い撃ちするため、従来の抗がん剤より効果が高いとされる。先行する第一三共は2023年度にも、既存抗がん剤「エンハーツ」に続く2つの新薬候補を米国で承認申請する。エーザイや米ファイザーなど国内外の製薬大手も新薬開発に参入している。
第一三共は20年に乳がんなどの新薬エンハーツを実用化した…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。