【国内1位】医療用医薬品に集中。がん領域の新薬開発に注力。
武田薬品工業は23日、大阪市に血漿(けっしょう)分画製剤を生産する工場を新設すると発表した。投資規模は約1000億円を計画し、2030年ごろの商用生産を目指す。国内生産能力は5倍強に拡大する見込み。血漿分画製剤は希少疾患向けなどとして世界で需要が増大している。成長の見込める同分野に投資を集中する。
血漿分画製剤は血液製剤の一種で、ヒトの血液成分を由来とする。血友病や希少疾患の治療に使われてきた。…
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