【産業大口の自家発電比率高い】石炭火力発電所運営に強み。
瀬戸内海に新しい産業連関が生まれようとしている。つながる対象は脱炭素時代のエネルギーと期待される水素だ。「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」ための拠点が、一企業の枠を超えて集積をつくりつつある。
瀬戸内海の中央部に位置する広島県大崎上島町。島の北側にある大崎クールジェンは石炭火力発電の高度化を目指す実証設備だ。銀色に輝く大小の機器や配管からはおよそ発電所に見えない。
石炭のガス化炉や二酸化炭…
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