【名門商社】三井グループの中核。金属資源、化学などに強い。海外収益に厚み。
最高益の裏側ではロシア関連事業の損失処理も相次いだ。純資産のみを減額した分を含めると総合商社大手7社のうち6社で総額2700億円のマイナス影響があった。各社のロシア向け投融資保証残高の割合は全体の数%以下にとどまるが、地理的な近さや政府間の経済協力を背景に多くの事業を手掛けてきた。
極東ロシアの液化天然ガス(LNG)・石油開発事業「サハリン2」には三井物産が12.5%、三菱商事が10%を出資して…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。