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2020年11月29日(日)
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ホテル建設相次ぐ京都、供給過剰で頭打ち感

2020/3/19付
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祇園の花見小路や清水寺など京都を代表する観光地が多く集まる東山区。商業地の地価上昇率が全国2番目の府内でも同区は最も高い23.9%だ。府下の上昇率上位5地点を同区が独占する。

旺盛なインバウンド需要を取り込もうと東山区ではここ数年ホテル建設が相次いだ。2019年10月、「パークハイアット京都」が開業。今月下旬にはNTT都市開発とプリンスホテルが清水小学校跡地を活用し、ホテルをオープン予定だ。

ただ上昇幅は前年よりも7.5ポイント縮小し、地価には頭打ち感が出ている。前年は関西の上昇率上位10位内に同区の4カ所が入ったが今年はゼロ。不動産鑑定士の村山健一氏は「宿泊需要に供給が追いついた。平均宿泊単価も稼働率も下落傾向で用地需要も落ち着いている」と指摘する。

京都市中心部でもホテル供給の過剰が指摘され、「新たな建設について、一部の金融機関は宿泊事業者への融資を止めているケースもある。現状では週に2、3件売却案件がでている」(市内の不動産会社)。新型コロナの感染拡大で観光需要がさらに鈍れば、地価への下押し圧力が強まる。

一方で京都市は21年度にも宿泊施設のバリアフリー基準を新たに設ける。簡易宿所など安価なホテル建設を抑制する面もあり、村山氏は「良質なホテルの進出は地価の上昇につながる可能性がある」と指摘する。

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