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2020年12月1日(火)
8237 : 総合小売・食料品小売
東証1部

【老舗百貨店】銀座、浅草の2店舗体制。銀座本店が収益源。

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福袋に服はいらない 20年商戦、売り上げ半数が食品 堅実な消費者心理映す

2020/1/11付
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2020年の百貨店は毎年恒例の福袋商戦で始動したが、実は近年、中身に変化が起きている。福袋は衣料品や雑貨などファッションの世界と思いきや、今や店によっては売り上げの半分以上が食品なのだ。移ろう消費者心理を探ってみた。

1月2日、松屋銀座店には福袋を目当てにした8千人近い行列ができた。客がまず向かったのは地下食品売り場。千疋屋総本店の果物詰め合わせ(1万800円)、ローマイヤのレストラン食事券&ハム・ソーセージセット(1万1円)などを目当てに駆け込んだ。

日本橋高島屋の初売りで福袋を買い求める人たち

日本橋高島屋の初売りで福袋を買い求める人たち

松屋ではここ数年で食品の福袋が個数ベースで50%を超え、今年は62%にまで達した。「ファッションの方が値引き率は大きいが、家族などみんなで楽しめる食品が人気の中心」(同社)

高島屋も同じトレンドにある。福袋は今年初めて食品が50%を上回った。食品は前年の20%増と高い伸びを示す一方、衣料雑貨は7%減。ファッション不況でアパレルが福袋の準備を減らしていることも背景にある。

1990年代はお得感が重要で、多くの衣料品を詰め込んだ福袋が主流だった。2000年代は中身がわかる福袋に人気がシフト。使いそうもない余計な商品は不要とばかりに、欲しいものだけお得に買える福袋が人気となった。衣料品は在庫にならないお得な食品に主役を譲ったわけだ。

三越伊勢丹ホールディングスは店によって商品別の売り上げは異なる。伊勢丹新宿本店の売り上げ構成は食品20%、衣料品45%。全商品の75%がオンラインというのも特徴だ。一方、三越日本橋本店は食品が70%。際だった違いをみせる。

盛り上がったかにみえる福袋商戦だが、実は売り上げはほぼ前年並み。安いだけでは難しく、モノを軸とした消費の限界が垣間見える。松屋銀座では紳士服がよく売れたようだが、「景気が悪いときは紳士の引き合いが強い」とか。五輪イヤーの今年、消費は堅実で福々しい印象は薄い。

(編集委員 中村直文)

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