【大手総合商社】芙蓉グループの中核。重電、プラントに強みを発揮。
企業がデジタル化など産業の地殻変動を生き抜くには、事業モデルの見直しや社員の意識改革が不可欠になる。丸紅は10年後に稼ぐ事業を創るため、3年間で2千億円を投じると表明。就業時間の15%を新規事業に充ててもよいとする制度も整備する。今年4月に社長に就任した柿木真澄氏に背景や狙いを聞いた。
――将来に向けた投資を決めた背景には、どんな危機感がありますか。
「現在の(商社の)ビジネスモデルの多くの分野…
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