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長期投資で資産1億円 勤務する製薬業界から優良株厳選
億超え兼業投資家の必勝戦略(2)

日経マネー特集
株式投資
日経マネー
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2020/7/6 2:00
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写真はイメージ=PIXTA

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日経マネーの「2020年個人投資家調査」(4月15日~5月6日にインターネット上で実施)の回答者約3万5000人のうち、資産1億円超えを達成したのは673人。その中から、会社員などとして働きながら投資で資産を築いた人の投資手法を紹介する「億超え兼業投資家の必勝戦略」。2回目に登場するのは、製薬業界で働く40代の男性、神無月さん(ペンネーム)だ。

■バブル崩壊で資産形成の重要性に目覚める

神無月さん(ペンネーム)が株で資産を増やそうと株式投資を始めたのは2010年。幼い頃から投資に興味があり新聞の株価欄を眺めていたが、身近に株式売買をする人はなく、むしろ投資をタブー視する家庭で育ったという。「このまま、いわゆる中流家庭で成長していくのだろうな」と思っていた学生の頃、バブル崩壊で実家が営んでいた小売店が閉店。この出来事が神無月さんに大きな影響を及ぼす。

「普通に仕事をしているだけでは駄目なんだ」と感じ、いつか投資で資産を増やそうと思い始める。「資産を増やすには医師など高収入の職業に就くか、不動産や株などの投資をするか。でも医師になれるほど頭がいいとは思えず、また不動産を買うほどの資金はない。少額で一発逆転を狙えるのは株しかないと思いました」(神無月さん)。

就職し15年ほどかけてためた預金が約2000万円になり、満を持して投資を始めたのが10年前。最初の投資は勤務先と同じ業界の製薬株だ。「自分が分かる株を買わなければ失敗すると思ったからです。就職してから医学論文などを読み、勉強もしていましたから」

■精通する業界から有望株を探す

預金のほぼ全てを使って買ったのは大塚ホールディングス(4578)とアステラス製薬(4503)。「大塚ホールディングスは、自社で開発し収益の柱となっていた抗精神病薬『エビリファイ』の特許切れを迎える時期で、その対策が取られていると考えたから。アステラス製薬はコモンディジーズ(日常的によくかかかる病気)の薬剤からアンメットニーズ(有効な治療法が見つからず医薬品の開発が進んでいない分野)な薬剤に大きく開発をシフトしたと感じたからというのが理由です」。製薬業界に精通しているからこその細かな視点・分析で銘柄を選んでいる。他に第一三共(4568)にも投資。これらの銘柄は、ごく一部売却したものの、現在でも保有している。

ただ、製薬株の売買だけでは投資の世界を狭めてしまう。資金の一部で様々な銘柄に投資してリアルに売買の練習も始める。「失敗はもちろん覚悟の上。でも実際のお金を使って投資したことで忘れられない記憶になっています」(神無月さん)

■「なぜこの株を買うのか」を自問する

まずは経済誌や新聞を読み情報を収集。これからどんなビジネスが伸びるのかの視点で記事を繰り返し読む。伸びると思った業界から、自己資本比率や有利子負債、PER(株価収益率)、ROE(自己資本利益率)などの指標を参考にして銘柄を選ぶ。最終的には、「なぜ自分はこの株を買うのか」の理由を列挙し、自身が納得できれば買うようにしている。こうした成長株投資で大きなリターンを得たのがダブルスタンダード(3925)だ。ビッグデータ関連は成長が見込めると判断し購入。買値の4倍になったところで売却できたという。

現在でも成長株投資は継続している。ただ近年は、成長株投資で得た収益で高配当株への投資も開始。「早期リタイアを実現するためです。そのためのインカムゲイン投資も始めています」

■コロナショックでバイオ株を買う

現預金は少なく、ほぼリスク資産という神無月さんの資産ポートフォリオ。3月のコロナショックによる影響はなかったのか。

「10年前から保有している銘柄が中心ですから、大きくマイナスになるようなことはありませんでした。むしろコロナ問題をにらみバイオ株を買いました。過去にサンバイオ(4592)やアキュセラ・インク(現・窪田製薬ホールディングス)で痛い思いをし、バイオベンチャーは難しいと思っていたのですが、複数買っておけば1つは来るだろうと考えました」。

現在、神無月さんが予測していることがある。2番底はやって来る、ということだ。「その時に買い向かえるよう保有株をいくらか売却し現金化しようと思っています。今はその売却時を待っている状態です」

(佐藤由紀子)

[日経マネー2020年8月号の記事を再構成]

日経マネー 2020年8月号 勝ち組投資家に学ぶ ここからの稼ぎ方&勝負株

著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2020/6/19)
価格 : 780円(税込み)

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