メニューを閉じる
2020年12月5日(土)
9984 : 通信サービス
東証1部
日経平均採用 JPX日経400採用

【投資持ち株会社】中国・アリババ集団などを保有。ファンド運用も。

現在値(15:00):
7,260
前日比:
-121(-1.64%)

WeWork、カリスマCEO辞任 ソフトバンクGの意向か

スタートアップ
北米
2019/9/25 6:50
保存
共有
印刷
その他

ウィーカンパニー共同創業者のアダム・ニューマン氏=ロイター

ウィーカンパニー共同創業者のアダム・ニューマン氏=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則】シェアオフィス「ウィーワーク」を展開する米ウィーカンパニーは24日、共同創業者のアダム・ニューマン氏が最高経営責任者(CEO)職を同日付で辞任したと発表した。会長職にはとどまるが、経営執行にかかわらない。新規株式公開(IPO)を目指す過程で、ソフトバンクグループなど既存株主との溝が深まった。カリスマ創業者の「退場」で、経営の停滞は避けられそうにない。

ニューマン氏の後任として、ウィーのアーティー・ミンソン最高財務責任者(CFO)と、セバスチャン・ガニングハム副会長が共同CEOに就いた。ニューマン氏は声明で「ここ数週間で私に向けられた詮索が(経営の)大きな障害となっており、CEOからの退任が会社にとって最大の利益につながる」と述べた。同氏の経営者としての資質を問う報道が相次いでいることが、念頭にあるとみられる。

ウィーはIPOを巡って混乱が続いていた。8月に上場目論見書を米証券取引委員会(SEC)に提出し、当初、9月中の上場を目指していた。ところが新株の購入を検討した機関投資家からは、赤字脱却の道筋がみえない事業モデルやハイテク株並の割高な株価、企業統治について疑問の声が相次いだ。条件決定時の時価総額を当初想定の半分以下に引き下げ、企業統治の見直しを発表したが、結局、延期に追い込まれた。

上場株投資家の間でニューマン氏に対する不信感が残った。ニューマン氏が保有株を担保に多額の借り入れをしていたことが発覚。ウィーがニューマン氏所有のビルを賃貸契約したり、同氏所有の企業から「We(ウィー)」の名称を使用する権利を購入したりするなど、利益相反をうかがわせる行為が次々と明らかになった。ニューマン氏に対する懸念で、IPOの実現そのものを危ぶむ声も出ていた。

IPOを巡る混乱が、ニューマン氏と既存株主の意見対立も招いたようだ。関係者によるとニューマン氏は資金調達と成長投資の継続に向けて、早期の上場にこだわっていたという。上場で30億ドル(約3200億円)の調達に成功した場合、60億ドルの融資を引き出せる契約を大手金融機関と結んでいたからだ。キャッシュフローの赤字が続く同社にとって、投資資金の確保が最大の課題になっている。

こうした動きに「待った」をかけたのが、外部の筆頭株主ソフトバンクGだった。同社は本体とファンドを通じて累計100億ドル以上をウィーに投じ、1月の出資時にはウィーの企業価値を470億ドルと見積もった。ところが今回のIPO準備段階で、上場株の投資家がつけた値段は150億~200億ドルとされる。仮に上場を強行すれば保有株に含み損が発生するおそれがあった。

【関連記事】
WeWork、ニューマンCEO辞任 赤字脱却の道筋見えず
[FT・Lex]ウィーワークの苦境を招いた孫社長

経営立て直しを優先したいソフトバンクGは、トップの刷新が必要と判断したようだ。複数の米メディアによると、ウィーの複数の取締役がニューマン氏に退任を促し、ソフトバンクGや別の大株主で有力ベンチャーキャピタルの米ベンチマークが、退任支持に回ったという。資金面を支えてきた二大株主から引導を渡され、ニューマン氏も辞任を受け入れざるを得なくなった。

2010年創業のウィーは未上場の成長企業「ユニコーン」の代表格だった。ビル所有者と長期賃貸契約を結び、改装したオフィスを個人事業主などに貸し出すサブリース(転貸)が主力だ。6月末のオフィスは世界29カ国111都市、528カ所あり、2年半で5倍近くに増えた。日本にも18年に進出し東京などに拠点を持つ。ニューマン氏のカリスマ性がソフトバンクGの孫正義会長兼社長らをひきつけ、多額の資金調達と積極投資を可能にしていた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

2245件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6...
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World