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一橋大出身の起業家支援 如水ベンチャーズがファンド

大学
2019/6/10 14:20
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一橋大学出身の起業家を支援しようと、同大卒業生の経営者らがベンチャーキャピタル(VC)を設立した。名称は「如水ベンチャーズ有限責任事業組合」(東京・渋谷)で、ファンド規模は最大2億円を予定している。一橋大の学生や卒業生が興したスタートアップに1社あたり500万~3000万円を投資する。

左から如水ベンチャーズの郡裕一氏、フィル・カンパニー創業者の高橋伸彰氏、ストライク社長の荒井邦彦氏、如水ベンチャーズの赤松典昭氏

「起業家が少ない一橋大学の状況を何とか変えられないか」。VCの構想は、駐車場を活用した空中店舗を展開するフィル・カンパニーの創業者である高橋伸彰氏のこんな呼びかけで始まった。M&A(合併・買収)仲介を手がけるストライクの荒井邦彦社長、高松琴平電気鉄道(高松市)の真鍋康正社長ら卒業生の経営者や投資家が賛同し、1億円の出資金が集まった。

ファンドの運営を担う代表パートナーには、VCのReality Accelerator(東京・渋谷)代表の郡裕一氏、フューチャーベンチャーキャピタル出身の赤松典昭氏が就いた。

一橋大学は国内有数の商学教育で知られ、大企業の社長や経営幹部を多く送り出してきた。しかし起業家は楽天の三木谷浩史会長兼社長やレアジョブ創業者の加藤智久氏、freee(東京・品川)の佐々木大輔社長らで、必ずしも多くはない。スタートアップ経営者の出身校としては東京大学や慶応大学などと比べ、存在感が薄かった。卒業生の起業家同士のつながりも希薄で、先輩が後輩起業家を支援したくても、探し出すのが難しい状況だったという。

先行する東大や慶大は学内で起業家教育が充実している。さらに大学と連携するVCを抱え、起業資金を提供する仕組みも整っている。如水ベンチャーズは一橋大の同窓会組織「如水会」から名称の使用を認められており、将来は「大学公認のVCを目指していく」という。

出資後の支援にも力を入れる。レアジョブの加藤氏ら上場経験を持つ経営者のほか、公認会計士、弁護士、社会保険労務士ら専門家が連携し、10~15社を支援する予定だ。年齢や業種は問わないが「企業向けサービスを手がける30代が中心となる見込み」(郡氏)という。起業家と支援者の交流イベント「如水アントレプレナーサミット」も開催する。

(鈴木健二朗)

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