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2019年6月16日(日)
6346 : 製造用機械・電気機械
東証2部(優先)

【製材機械メーカー】木工機械や半導体の基板研磨装置も製造。

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高シェア・独自戦略で足固め 利益率、鉄道・サービス健闘
(中部企業決算から)

中部
ビジネス
2019/5/20 19:30
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2019年3月期は米中貿易摩擦など外部環境の不透明さが強まった1年だった。逆風下でも効率的に稼ぐ中部企業はどこか。愛知、岐阜、三重県に本社を置く主要137社(トヨタ自動車、金融を除く)の業績をランキングで分析する。初回は売上高経常利益率。

上位には鉄道やサービスが並び、非製造業の底堅さが目立つ。独自のサービスでシェアを高めたり、限られた需要を着実に取り込んで顧客を伸ばしたりした企業が健闘している。

首位のユー・エス・エスは売り上げの半分が利益になっている。中古車オークション市場で4割のシェアを握る。M&A(合併・買収)などで取扱台数を増やし、オークション関連の手数料を伸ばしている。高いシェアを武器に18年2月には落札手数料を引き上げた。

2位のJR東海は東海道新幹線の増発で、ビジネス客や旅行客の需要の伸びを取り込んでいる。経常利益率はJR東日本(15%)、JR西日本(12%)を引き離す。

個人消費が伸び悩むなかで、思い切った戦略を打ち出すところもある。スポーツ施設運営の東祥は40~60代をターゲットにすえ、初心者向けプログラムを充実。新規客を増やしてきた。5位のABホテルは東祥の子会社だ。競合するビジネスホテルがない地方に出店する戦略で地歩を固め、出張客の受け皿となっている。2社は売上高、利益とも過去最高だった。

製造業では、製材・木工機械のキクカワエンタープライズや、セラミック部品のMARUWAなどが上位に入った。

中部は自動車や半導体関連の輸出企業が集積している。収益は世界経済の動向に左右されやすい。18年4~9月期(上期)は好調な米経済の恩恵を受けたが、18年10月~19年3月期(下期)は一転、中国や欧州の景気減速で利益を減らす製造業が多かった。

19年3月期通期で見ると、製造業の経常利益率の平均は6.7%と、前の期比1.4ポイント減り、全国平均(6.9%)を下回った。

影響を受けた業種のひとつが中堅自動車部品だ。自動車マフラー大手のフタバ産業の経常利益率は1.4%だった。中央発条は3.4%、愛三工業も3.8%にとどまる。中国の新車販売が28年ぶりに前年を下回り、納入先の自動車メーカーや大手サプライヤーから発注の抑制や値下げ要請があったとみられる。

関税を巡る米中の対立は厳しくなっており、中部企業の経営トップは「予断を許さない」(マキタの後藤宗利社長)と口をそろえる。前期は底堅かった非製造業も10月に消費増税を控えており、先行きは楽観できない。(湯浅兼輔)

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