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2019年8月25日(日)
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静岡銀・静岡中央銀が実質業務純益増益 19年3月期

2019/5/10 20:23
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静岡県内のスルガ銀行を除く地方銀行3行(静岡銀行清水銀行、静岡中央銀行)の2019年3月期決算が10日、出そろった。連結純利益は2行が増益。本業のもうけを示す実質業務純益(単体)では静岡銀、静岡中央銀が増益だった。ただ低金利の影響は依然として色濃く、新たな収益源の開拓が急務だ。

静岡銀の実質業務純益は19%増の539億円だった。高い利率が見込める中小企業や個人向けの貸し出しが伸び、貸出金利息が増えた。外貨も利回りの良い案件の比率を高めている。手数料収入も伸びた。一方、連結純利益は6%減の468億円。退職給付信託返還益の減少などが響いた。

貸出金利回りは0.04ポイント高い1.27%だった。低金利の影響は依然強く「下げ止まるところまでは行っていない」(柴田久頭取)。収益力を示す総資金利ざやは0.33%と0.06ポイント拡大した。貸出金残高(平残)は2948億円増の8兆3368億円、預金残高(同)は3375億円増の9兆6411億円だった。

清水銀は実質業務純益が18%減の22億円となった。米金利の急騰などを受けた債券の売却損の計上や、低金利で貸出金利息が伸び悩んでいることが響き、手数料収入などで補えなかった。ただ連結純利益は、株式等売却益を15億円計上するなどして25億円と8%伸ばした。

貸出金利回りは0.04ポイント低い1.07%だった。総資金利ざやは0.01ポイント縮小し、0.05%となった。貸出金残高(平残)は340億円増の1兆1014億円、預金残高(同)は274億円増の1兆3714億円だった。

静岡中央銀(静岡県沼津市)は純利益が1%増の27億円、実質業務純益は10%増の22億円だった。収益面の中心となる企業・個人への貸出金利息が10年ぶりに増加。経費の削減や預金利息の減少もあり純利益が押し上げられた。

貸出金利回りは0.05ポイント低い1.59%で、総資金利ざやは0.05ポイント拡大し0.29%となった。商店街の買い物券などの特典がついた定期プランの投入などで、預金残高(平残)は178億円増の6006億円。貸出金残高(同)は157億円増の4951億円だった。中小企業向け融資は貸出金全体の9割以上を占めた。

経営再建中のスルガ銀行は15日に19年3月期決算を発表する予定だ。

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