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2019年6月17日(月)
7817 : 医療・ヘルスケア・介護
東証1部

【医療・介護ベッド最大手】高齢者施設や病院など施設向け強い。

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パラマウントベッド、一般向けに睡眠不足解消の寝具

2019/3/18 14:47
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睡眠関連ビジネスに参入する企業が増えている。医療・介護用寝具のパラマウントベッドホールディングス(HD)は一般向け市場に本格参入する。日本人の睡眠時間は減少傾向にあり、睡眠不足による日本の経済損失額は15兆円ともいわれる。働き方改革が進む中、生産性を向上させようと睡眠に着目するビジネスパーソンは増えており各社は商機と捉えている。

寝具にセットしたセンサーが睡眠状態を検知し背の角度などを変える(写真は木村恭介社長、東京都港区)

パラマウントベッドHDは18日、一般消費者向けの新ブランドを立ち上げ、6月に寝具を発売すると発表した。発売するのはベッドとマットレス、睡眠状態を感知するセンサー機器の3種類。木村恭介社長は「睡眠のあり方を変えられる」と自信を見せる製品には医療・介護向け製品で培ったノウハウを詰め込んだ。

センサー機器はシート状で、マットレスの下に敷く。センサーは睡眠中の心拍や呼吸、体の動きなどを計測。専用のアプリで情報を管理・分析し、睡眠状態を採点する。良質な睡眠を取るためのアドバイスも提供する。

センサーで取得した情報を元に、ベッドは角度を変える。眠りに入る際は呼吸しやすいように背を上げ、上体を起こす。入眠を確認すると、1分に1度程度のゆっくりした速度でベッドを平らに戻す。設定した起床時間に近づくと、眠りが浅くなったタイミングで自動で背上げし、心地よい起床を促す。ベッドの角度はアプリ上で自由に調整することも可能だ。

マットレスはエアマットレスをウレタンで挟んだ形状。アプリ上で体の部位ごとに10段階で硬さを調整できる。3製品の技術は既に医療・介護現場で活用されており、ノウハウを一般向けに転用した格好だ。価格はシングルサイズのベッド・マットレスがそれぞれ20万5200円、センサー機器は5万4千円。

パラマウントベッドHDが一般向け寝具市場に本格参入する背景には働き方改革の進展がある。経済協力開発機構(OECD)によると、日本人の睡眠時間は平均7時間22分。4年で14分減っているほか、他のOECD加盟国と比べても極めて少ない。

睡眠不足は仕事の生産性に影響する。米国に本部を置くシンクタンク、ランド研究所の調査によると睡眠不足による日本の経済損失額は国内総生産(GDP)の約3%にあたる約15兆円。働き方改革で業務の効率化を進めたい企業やビジネスパーソンが睡眠改善に関心を持ち始めておりIT(情報技術)企業を中心に昼寝スペースを社内に設ける企業も増えている。

パラマウントベッドHDは医療・介護用寝具では最大手だが、一般向け製品はこれまでほとんど手掛けてこなかった。ただ近年の売上高は700億円台で高止まりしている。木村社長は「(発売する3製品は)あらゆる世代に使ってもらえる。(将来的には)大きな事業の柱になる」と自信を見せる。一般消費者向け事業の本格参入で、同社は21年3月期に売上高を1000億円まで拡大させる計画だ。

睡眠ビジネスを商機と捉える企業は増えている。ボディワーク(東京・港)は運営するリラクセーション施設「ラフィネ」で寝具メーカーのエアウィーヴ(同・中央)のマットレスで良質な睡眠を促す施術を受けた後、昼寝することができるコースを3月から一部店舗で導入。ネスレ日本は東京・品川にコーヒーを提供しながら仮眠や睡眠ができるカフェを6日に開いた。日本人の睡眠不足が潜在性の高い新たな市場を創出し始めている。

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