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2019年6月26日(水)
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博報堂DYHD次期社長の水島氏、「データ施策を高度化」

2019/2/28 17:54
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博報堂DYホールディングス(HD)は28日、水島正幸取締役(58)が社長に昇格する人事を発表した。社長交代は13年ぶり。戸田裕一社長(70)は代表権のある会長に就く。水島氏は主要事業会社の博報堂の社長を兼務し、成長の柱に据えるネット広告などデジタル分野を強化する。6月開催予定の株主総会後に就任する。

新社長に就任する水島氏(左)と戸田社長(28日、東京都千代田区)

同日開いた記者会見で戸田氏は水島氏について、「営業出身で熱量と機動力が高く、未来へのビジョンを持っている」と評した。水島氏は「生活や社会などあらゆるものからデータが取れる時代になる。生活者を起点にデータを使ったマーケティングやプロモーションを高度化させる」と意気込みを語った。

博報堂DYHDはデジタル化の推進を成長戦略の柱に掲げている。18年にはネット広告子会社のD.A.コンソーシアムホールディングスを1140億円で買収し、完全子会社にした。19年には企業が持つ顧客データの流通を促すデータ取引所にも参入する。

戸田氏は水島氏に期待する役割として「グループ内に蓄積されたデジタル技術を組み合わせ、相乗効果を出す」ことを挙げた。「実行力と洞察力に加えて人望がある水島氏はバランスよくグループのかじ取りをしてくれる」と期待する。

戸田、水島の両氏は1990年代にある顧客の広告制作で一緒に仕事をしたことがあるという。広告制作を手掛ける「クリエーター」の戸田氏と営業の水島氏は「異なる特長のかけ算になって非常に良いタッグだった」(戸田氏)。社長と会長という立場で新たなタッグを組むことになる。

戸田氏は06年から13年に渡って社長を務めてきた。今回の交代のタイミングについて「19年5月に次期中期経営計画がスタートする。初動を最大限にスピードアップさせる」と話した。水島氏は「コミュニケーションをフレンドリーにとり、全グループ一丸で次世代のビジネスに取り組みたい」と強調した。

みずしま・まさゆき 82年(昭57年)慶大法卒、博報堂入社。17年社長兼博報堂DYホールディングス取締役。東京都出身。

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