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2019年8月25日(日)
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静岡県内地銀、3行が最終減益 18年4~12月

2019/2/15 1:00
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静岡県内の地方銀行4行(静岡、スルガ、清水、静岡中央)の2018年4~12月期決算が14日、出そろった。連結純利益は静岡中央銀を除く3行が前年同期比で減益(赤字転落を含む)、本業のもうけを示す単体の実質業務純益は静岡銀を除く3行が減益だった。低金利の影響が長引いており、新たな収益源の開拓が依然として急務になっている。

同日に決算を発表したスルガ銀の連結純利益は961億円の赤字(前年同期は347億円の黒字)。実質業務純益は17%減の428億円だった。

18年4~9月期に計上したシェアハウス向け融資の焦げ付きに備えた引当金が響いた。不適切融資問題で金融庁の行政処分を受け、個人ローン実行額は337億円にとどまったが、高金利の貸し出しが利益を下支えする構図が続く。

投資用不動産ローンの調査の進捗に伴い、同分野の実質与信費用が18年4~9月期に比べ58億円増の150億円に拡大。シェアハウス関連融資の保全率は1ポイント上昇の92%になった。

同日までに決算を発表した清水銀は連結純利益が19%減の15億円、実質業務純益が38%減の15億円だった。米金利の急騰などで債券の売却損を計上し、その他業務損益が5億5500万円の赤字になったことが響いた。株式等関係益が15億円だったが、補いきれなかった。

静岡中央銀は連結純利益が3%増の23億円、実質業務純益が5%減の18億円だった。前年同期にあった投信解約益などの反動減による実質業務純益の減少を株式等関係益で補う形になった。

静岡銀は外債の損切りで売却損を計上。本業の融資は中小企業向けなどが増え、貸出金利息は増加している。連結純利益は減益、実質業務純益は増益だった。

18年末まで金融相場が乱高下する局面が目立ち、一部の地銀の利益を押し下げた。海外経済は米中貿易戦争を背景に不透明感が高まっており、融資以外の余資金の運用は難しい局面が続きそうだ。

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