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2019年9月17日(火)
5185 : ゴム・ゴム製品
東証1部

【工業用ゴム製品製造】自動車ワイパーブレードは国内市場で独占。

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フコク、ワイパー用ゴムで市場独占 光るカット技術
埼の強み

2018/10/23 23:00
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埼玉県上尾市に本社を置くゴム部品製造のフコクは、自動車用ワイパーブレードのゴム製品で国内市場をほぼ独占している。ガラスに付いた水滴を正確に拭くのに必要なゴムのカット技術や滑らかな動作を支える表面処理、コーティング技術に定評がある。海外でも9カ国で拠点を展開する。成長市場を開拓しつつ、自動車業界の急激な環境変化への備えを進めている。

様々な種類のワイパーに対応し、年間生産数は2億本に上る

創業は1953年。3年後には車のワイパーに最適な摩擦を実現する、表面処理の技術開発に成功した。モータリゼーションの進展に伴い事業を拡大させ、2005年3月に東証1部に上場。タイや韓国を中心に中国、米国、メキシコなど世界に拠点を構えるグローバル企業に成長した。

圧倒的なシェアを誇る秘訣はカット技術にある。ワイパーはゴム材料を切断した際の断面にできる、角を使って水滴を拭く仕組み。それだけに、いかに真っすぐ切れるかが拭き漏らしを防ぐ重要な要素となる。磨いたカット技術は他社の追随を許さない武器となり、顧客である自動車部品メーカーの信頼を集めている。

もう一つの強みはワイパーの動きを滑らかにするコーティング技術だ。自動車部品メーカーからの細かな品質要求に応え、研究を重ね、最適なコーティング材を開発。円滑な動きとともに、静粛性や耐久性も向上させた。車種に応じた柔軟な製品供給も可能にした。

ワイパー関連以外にもエンジンの振動を抑えるダンパーやブレーキ関連部品など、自動車向けが売り上げの8割以上を占める。そのため電気自動車(EV)の普及など業界の変革には敏感だ。斎藤祐二企画本部長は「グローバル企業として生き残るには情報収集が不可欠」と強調する。顧客との接点を増やし需要動向に神経を研ぎ澄ましている。

18年3月期の連結決算は、子会社のリコール関連損失が響き、2億4300万円の最終赤字に転落した。ただ、自動車市場の堅調さもあり、売上高は752億円と前期比6.5%増えた。今後は急成長が続くインド市場の開拓に注力し、20年3月期には売上高を840億円に引き上げる方針だ。(山口啓一)

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