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正月にiPhoneとアンドロイドで楽しむアプリ16選

2011/1/1 7:00
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日本経済新聞 電子版

 スマートフォン元年となった2010年。さらなる飛躍が見込まれる11年の年明けは、スマートフォン片手に過ごす人も多いのでは。そこで、お正月に重宝しそうなおすすめアプリを紹介しよう。

正月におすすめのアプリ16個を紹介

正月におすすめのアプリ16個を紹介

 まず、スマートフォン市場の概要をおさらいしておくと、調査会社のMM総研は10年12月、国内のスマートフォン市場の予測を上方修正し、10年度(10年4月~11年3月)の出荷台数を675万台とした。11年度はそこから2.3倍の1545万台まで伸び、携帯電話全体に占めるシェアは約2割、5台に1台まで高まるという。

 携帯電話各社は10年冬からグーグルの携帯電話向けOS「Android(アンドロイド)」搭載の機種を大幅に増強しており、アンドロイドの攻勢が続いている。だが、アップルの「iPhone」の人気も根強い。

■iPhoneは54.6%、アンドロイド搭載端末は16.8%

 11月4日、最新の24機種のうち6機種を占めるアンドロイド搭載端末をお披露目したソフトバンクモバイル。孫正義社長は、その発表会の冒頭でグラフを見せながら、こう話した。

 「これが何だかわかりますか。10年上半期の国内におけるスマートフォン市場のシェアです。iPhoneが圧倒的で80%というのが現実。最近では新規契約の40%近くが女性で、一気に一般の人のあいだへ、カルチャーとしてライフスタイルとして広がってきた」

 インターネットメディア総合研究所が10年9~10月に調査した「スマートフォン利用動向調査報告書2011」によると、国内のスマートフォンのうちiPhoneのシェアは54.6%。一方、アンドロイド搭載端末は16.8%だった。

 現時点での普及率で見ると、スマートフォンの横綱はiPhone。1画面に収まるアイコンは16。ということで、iPhone向けを中心に、お正月を楽しく快適に過ごす「一助」になる16のアプリを選んだ。うち、5つがアンドロイド搭載端末向けにも提供されている。なお、価格は記事執筆時点。変動することが多いため、アップルのアプリ販売サイト「iTunes」やグーグルの「アンドロイドマーケット」で確認してほしい。それではまず、両端末に対応している無料アプリから。

■ドキドキしながら手軽にお年玉年賀状をチェック

 お正月と言えば年賀状。メール全盛のいま、年賀状だけは、はがきでもらう人も多いはず。そこで重宝するのが、お年玉付き年賀はがきの当選チェックが手軽にできる「大当たり★お年玉年賀状チェッカー」だ。

アプリ名(提供元):大当たり★お年玉年賀状チェッカー(イースト)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.0以降)、アンドロイド搭載端末
価格:無料

 使い方は至ってシンプル。届いたお年玉付きはがきの抽選番号の下2桁を、電卓を押すように次々と入力するだけ。数字が合わなければ、画面に「はずれ」、下2桁だけで当選がわかる4等の場合は「当たり」、3等以上の可能性があれば「当たり?○○なら1等」などと表示されていく。当たりの可能性がある場合は、効果音も鳴る。

 前年に利用したユーザーの声をひろうと、「家族ではがきを持ち寄って調べました。当たりの効果音で盛り上がれて楽しかったです!」「あっと言う間に終わった。感謝感謝!」と好評。11年も抽選会が開かれる1月24日以降に当たりデータが更新される予定で、既存ユーザーはアプリのバージョンアップが必要となる。

 10年の正月からはアンドロイド向けにも同じ内容のアプリが提供されており、こちらもユーザーから「2011年も宜しくお願いします」など好評を得ている。平均評価はiTunesでは星3.5個、アンドロイドマーケットでは星4.5個(いずれも星5個中、以降同じ)。

■干支の神経衰弱で子どもと団らん

 お正月と言えば、家族団らん。自身の子どもに加えて、久々に会った甥や姪、孫と遊ぶ機会も多いはず。ここからは、そんな団らんを演出するアプリを紹介する。まずは、かわいいイラストで描かれた十二支の動物を探す神経衰弱ゲーム「干支あわせ」だ。

アプリ名(提供元):干支あわせ(Soulmates Interactive)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.0以降)
価格:230円 → 115円(2011年1月31日まで)

 4×6のマスをタッチして、干支の動物を合わせていくシンプルなゲーム。タッチの瞬間に動物が顔をのぞかせ、鳴き声も聴かせてくれる。組み合わせが終わり、開いた動物の顔をタッチすれば、「猫は鼠のことをすっかり信じてしまい、鼠に『ありがとう』と礼を言い、ニコニコと安心して帰っていきました」といった、12の動物が決まるときの寓話も見られる。物語は連続しているので、十二支すべてそろえたい。

 自動再生モードにしておけば、時計付きのスクリーンセーバーにも。「パタパタと顔を出す十二支の動物たちが可愛いので、置時計として飾るのもオススメです」との説明だ。コメント欄には、「4歳の子どもでも、一度教えただけですぐに理解して遊べました。ゲームだけでなく、干支のストーリーも読み聞かせ出来たりするので子どもの知育にも良さそうな良いアプリだと思います」といった声もある。アプリは1月いっぱいセール期間中。iTunesでの平均評価は星5個。

■プロの読み手による本格派百人一首

 子どもと一緒に遊んだあとは、大人のカードゲーム。正月らしく、百人一首のかるた取りに興じてみたいという人におすすめなのは、「浜島書店 小倉百人一首」だ。

アプリ名(提供元):浜島書店 小倉百人一首(浜島書店)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 4.0以降)
価格:600円 → 350円(2011年1月15日まで)

 百人一首の鑑賞、学習、かるた取りができる本格派アプリ。プロの読み手の朗読音声を聴きながら、9つ並んだ下の句の札をタッチしていく「かるた取り」は、1人で時間を競うタイムアタックと、コンピューターと対戦する2つのモードがある。また、百人一首を覚えるための「トレーニング」では、覚えたかどうか、自分の学習記録を確認しながら、力を試していける。

 ランダムに上の句から読んでくれる「読み上げ」機能も。かるたを用意すれば、プロの声で本格的なかるた大会を開くことができる。百首すべての絵札画像、現代語訳、和歌の成り立ちや歌人、修辞に関する解説などがついており、学習用途としても質は高い。

 コメント欄の声は、「中学までは覚える気が全くなかったのに、興味がわき始めたタイミングで理想的なアプリが手に入ってとてもうれしいです」「解説、読み上げ音声、絵札とも、製作が出版社だけあって、充実した物となっております。600円の価値はあり」などと、類似アプリのなかでも評価は高い。アプリは1月15日までセール期間中。iTunesでの平均評価は星4.5個。

■モノポリー最新バージョンがお得に

 お次は、1935年から続く歴史あるボードゲームの定番。子どもの頃にやったことがある人も多いであろう、「MONOPOLY(モノポリー)」だ。

アプリ名(提供元):MONOPOLY(エレクトロニック・アーツ)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.0以降)
価格:600円 → 230円(期間未定)

 土地や会社を買ったり、売ったり、交換したり……。おなじみのボードゲームが、iPhoneだけで楽しめる。10年12月にバージョンアップしてからは、iPhone4の高精細ディスプレーに対応し、グラフィックスとアニメーションが強化された。最大4人のプレーヤーのうち、任意の駒をコンピューターに任せられる。また、無線LANやBluetoothを通じて、離れた場所にいるiPhoneユーザーとも対戦できる。

 アニメーションで、適時、ボードの該当部分を拡大してくれるので、iPhoneの小さな画面でも問題はない。ただし、以前のバージョンに比べて安定性は増したものの、なお「動作がかなりもっさり」「2回もデータ消えた!」「WiFiやBluetoothでやるとすぐにゲームが落ちる」など、不具合の報告は絶えず、今後のバージョンアップが期待される。

 そのためか、旧バージョンは600円だったが、新バージョンは期間限定で115円に値下げされ、その後、230円となった。記者がiPhoneを回しながら複数人で数回プレーした限りでは、不具合はなかった。大手ゲームソフト会社なので、改善される可能性は高く、正月休みを機にダウンロードしておけばお得だ。いつまでの値下げか、明記はない。iTunesでの平均評価は星2.5個。

■匿名アンケートのきわどい質問で盛り上がる

 ここからは、宴会向けのおもしろアプリ。正月は旧友や同級生で集まる機会も増えるだろう。そんなときに盛り上がりを演出してくれるのが、「押したの誰だ!?」という無料アプリだ。

アプリ名(提供元):押したの誰だ!?(Jun Sutou)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS3.0以降)、アンドロイド搭載端末
価格:無料

 テレビ番組で「○○だと思う人、スイッチオン!」といった具合でよく使われる「トータライザー」を模したアプリ。いつでも、どこでも、匿名アンケートを取ることができる。「転職を考えている」「職場恋愛をしている」「このなかに昔つきあっていた人がいる」……。その場の雰囲気に合わせ、何でもよいから質問をテキストで入力。匿名なだけにきわどい内容もいける。あとはiPhoneを回して、みんなに「はい」か「いいえ」を他人に見られないよう押してもらうだけだ。

 全員が回答し終わったところで、「結果発表」をタッチ。すると、昼のバラエティー番組でおなじみの音楽とともに、おなじみのデジタルパネルが動きだし、「はい」を押した人数が出るというしかけ。質問の背景には、iPhoneに入っている写真をはめることが可能。その場で写真を撮れば、臨場感も出る。

 ただそれだけなのだが、「このアプリは最高に盛り上がりますよ。絶対オススメ!」「ちょっとした話題作りにいいと思います!終盤のぐだぐだ回避にも」といった声が多数、コメント欄に寄せられている。なお、アンドロイド向けにもほぼ同じアプリが別の作者から無料で提供されている。平均評価はiTunesでは星3.5個、アンドロイドマーケットでは星4.56。

■誰を想像したのか当てる不思議アプリ

 知らない人にやってあげると、どんな場面でもオールマイティーに盛り上がりそうなのが、10年秋頃から大ヒットしている人気アプリ「Akinator(アキネイター)」だ。

アプリ名(提供元):Akinator(SCIMOB)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.0以降)、アンドロイド搭載端末
価格:230円(iTunes)、約164円(Android)

 アプリを起動すると「有名な人物やキャラクターを想像してね。誰を想像したのか当てちゃうよ」と問いかけられる。「女性?」「実在する?」「10代?」「髪の毛が茶色?」といった簡単な質問に、「はい」「たぶんそう」「わからない」「たぶん違う」「いいえ」で答えていく。すると、10回から20回ほどで、「それは…○○」と、かなりの確率で言い当ててしまうのだ。

 初めてやるととても不思議で、知らない人には驚かれる。種を明かせば、蓄積型のデータベースと人工知能を応用した、絞り込み技術によるクラウド型のアプリ。2007年から英語圏、ラテン語圏、アラビア語圏など、多くの言語、地域で楽しまれてきたシステムで、回答が増えるほど、精度も上がっていく。日本語版は10年夏から登場。パソコン向け、携帯電話向けなどもある。

 iTunesのコメント欄には驚きの声が多数、あふれており、このコメントを見たユーザーが次々とダウンロードして、総合ランキングの1位になるほど人気を博した。アンドロイド版もあり、同様に人気がある。とにかく、やってみないと伝わらないアプリの代表例。平均評価はiTunesでは星4.5個、アンドロイドマーケットでは星4.49。

■ぐずっている赤ちゃんを熱中させる

 大人同士で盛り上がっている最中でも、乳幼児はおかまいなしにぐずってしまう。正月だからこそ、孫を見せに実家へ帰省する人も多いだろう。そんなときに威力を発揮しそうなのが、「BabyTap HD」である。

アプリ名(提供元):BabyTap(42)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 2.0以降)
価格:230円

 画面に次々と現れる色つきの図形をタッチすると、「ピンク」「トライアングル」といった英語の声や、赤ちゃんの笑い声が聞こえてくる。ごくごく単純なアプリなのに、ぐずっている乳幼児に与えると、一転、夢中になってiPhoneを触り、上機嫌になるという。iPhone4に対応したバージョンの価格は350円と、比較的高額な部類。にもかかわらず、効果絶大と絶賛されている。

 「恐ろしいまでの魅力。取り上げたら大泣きされました」「iPhoneがおもちゃに変わります。これがかなりヤバイ。何でかっていうと、子供のテンションが上がりすぎて、iPhoneを離さなくなるから」「すごいですね。1歳の子はよっぽど気に入ったのか、1人でソフトを起動して遊んでます」……。

 「設定」から図形の表示方法と音の組み合わせを選ぶことが可能で、説明には「1歳半までの小さい赤ちゃんには『笑い声』、1歳半以上の子供には『色と形を英語で発音』がお奨めです」「黒背景のほうが集中して遊ぶお子様もいらっしゃるようなので、是非お試し下さい!」とある。デフォルトは、ランダム、白背景だ。iTunesでの平均評価は星3.5個。

■初売りへお出かけ前の情報武装に

 家や店でまったりと飲んで食べて正月気分を味わったら、今度はお出かけ。初詣を済ませて向かうは初売り、という方も多いのでは。ただし買い物は情報が勝負。出かける前に押さえておきたいのが「シュフーチラシアプリ」だ。

アプリ名(提供元):シュフーチラシアプリ(凸版印刷)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.1.3以降)
価格:無料

 凸版印刷が2001年8月から運営している、国内最大級の電子チラシサイト「Shufoo!(シュフー)」のデータを手軽に閲覧できるアプリ。大手スーパーをはじめ、人気ファッションブランドやドラッグストア、家電量販店など、全国2万5000店舗の最新のチラシ情報をチェックできる。全地球測位システム(GPS)を利用した「現在地から探す」と「郵便番号から探す」の2つの入り口から入ると、有効なチラシがリストになって表示される。

 百貨店やショッピングモールの初売りは見当がつくが、専門店やスーパーとなると、どこにどんなお目当ての品があるのか把握するのは困難。新聞をとっていない世帯には、チラシ情報は届かない。出先となると、初売りの情報を得るのはさらに難しい。だが、このアプリがあれば、その場で瞬時に確認できる。別途、iPad向けのアプリもある。iTunesでの平均評価は星3個。

 なお、アンドロイド搭載端末向けには、リクルートが提供する「タウンマーケット」のアプリでチラシを確認できる。が、チラシの掲載数が全国9000店舗と少なく、「欲しい情報がない」「GPS検索が弱すぎる」など、ユーザーの受けはあまりよくない。iPhone向けにも提供しているが、こちらもチラシが拡大できないバグが放置されており、使い物にならない。

■ガイド本にシールをつけて初詣がてら散策

 さて、買い物が済んだら今度はちょっと遠出。場所によっては町歩きや散策に便利なガイド本アプリ「ことりっぷ」が役立ちそうだ。

アプリ名(提供元):ことりっぷ(昭文社)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.2以降)
価格:無料(アドオンのデータは各800円)

 発行部数が400万部を超える、20代から30代の働く女性をターゲットにした人気ガイド本の電子書籍版。かわいらしいイラストや、おしゃれなレイアウト、内容が特徴だ。誌面をそのまま電子化しただけではなく、画面をタッチすることで、関連する誌面への移動や地図の表示はもとより、電話の発信やiPhoneの純正マップアプリを利用したルートの参照も可能だ。

 また、GPSで現在地取得をし、開いた周辺地図から、掲載してある観光スポット情報を参照したり、気になるスポットに仮想的にシールを貼っておくこともできる。さらに、ことりっぷに関連したツイッターのつぶやきを見たり、投稿することも。閲覧できる旅行地は、いまのところ東京、京都、鎌倉、沖縄、伊豆の5カ所。それぞれアプリ内からアドオンデータを800円で購入する。「ことりっぷ東京」のみ、1月いっぱい350円のセール中だ。

 コメント欄には「悪い点としてiPhoneだと文字がつぶれて見にくい。動作がもっさり。なので下調べはiPad版か書籍版でして、iPhone版に付箋やシールをつけて持ち歩くのがよい」との指摘も。iTunesでの平均評価は星3.5個。

■スキー場関連情報のほとんどを網羅

 冬と言えばスキー。例年より雪が多いこの正月休み、初滑りに出かける人に便利なアプリが「スキー場・積雪情報2010-2011」だ。

アプリ名(提供元):スキー場・積雪情報2010-2011(プロトコーポレーション)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 4.0以降)
価格:350円 → 115円(2011年1月5日まで)

 国内最大級のスキー場情報サイト「POPSNOW」のデータを閲覧できるアプリ。全国約470のスキー場を網羅しており、基本情報や降雪情報に加えて、最大50%引きのクーポンやゲレンデマップ、天気予報などもついている。降雪情報は毎日2回更新。さらに、スキー場周辺の宿、温泉、飲食店の情報も載っている。これさえあれば、情報関連は事足りそうだ。

 ユーザーからも、「他のアプリでは、週間天気予報がないなどのレビューがありますが、このアプリでは見ることができる」「情報が豊富でこれが、115円なら、スキー、ボーダー共に買いのアプリ」など、評価は高い。なお、115円は1月5日までの期間限定。また、情報の更新は11年4月まで。iTunesでは平均評価はまだ表示されておらず、個別評価は星4個が多い。

■道路、鉄道、航空の交通情報を無料で網羅

 もう1つ、お出かけに欠かせないのが、交通情報。全国の道路から鉄道、航空までを網羅、しかも無料の「トラフィック情報」がおすすめだ。

アプリ名(提供元):トラフィック情報(サムライ・インターナショナル)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.1.3以降)、アンドロイド搭載端末
価格:無料

 交通情報関連のアプリは、基本的にどれも、公的機関がホームページを通じてリアルタイム更新している情報を取得している。このアプリもそう。ただ、ブラウザーを立ち上げて情報にたどり着く手間が大幅に省けるうえに、道路、鉄道、航空の目当ての情報まで数タッチで行ける手軽さが便利だ。

 具体的には、日本道路交通情報センター(JARTIC)が提供する道路情報、主要な鉄道(JR、新幹線、私鉄等)の運休情報、羽田空港(国内線)、成田空港(国内線、国際線)、関西国際空港の遅延・運休状況が参照できる。コメント欄では「まとめて見られるのが便利」といった声が多い一方、「よく見るエリアのブックマーク機能がほしい」「広告が気になる」との指摘もある。ほぼ同一の内容のアプリが、アンドロイド搭載端末向けにも用意されている。平均評価はiTunesでは星3個、アンドロイドマーケットでは星3.92。

■思いついた俳句や詩を好きな写真に乗せて作品に

 出かける機会が多い新年、何かと写真を撮る機会も増えるはず。「photoikku フォト一句」を使って、新たな気持ちを写真に重ね、記念するというのはどうだろうか。

アプリ名(提供元):photoikku フォト一句(Kenji Tamura)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.1.2以降)
価格:350円

 俳句、川柳、自由詩、コピーなど、3行までの文字をiPhoneで撮った写真に重ね、保存したり、メールで友達に送ったり、またはツイッターで共有したりできるアプリ。文字の配置や色、大きさ、縦書き横書きは、タッチ操作で直感的に行え、好きな位置に「いろがみ」を配置して句を引き立てることもできる。ちょっとしたポスターのような仕上がりだ。

 作ったテキストは句帳に登録されていき、最大365件を保存できる。思いついたままにメモしていくもよし、1日1句、日記代わりに使うもよし。保存は、iPhoneであればオリジナルのサイズで可能。メール送信は180×240ピクセルから600×800ピクセルまで。ツイッターは写真共有サービスの「Twitpic」のアカウントを設定しておけば、タッチひとつで送ることができる。

 アプリの価格は高めだが、「まだ慣れない一句を考えて添えるのがすごく面白いです」「句にこだわらず、『写真に文字を入れる』だけでも使いやすいのではないかと」「文字を入れてオリジナルサイズで保存できるアプリを他には知らない」など、ユーザーからの評価は上々だ。まずは、作品にアプリ名が入るなど、機能が限定された無料の「photoikku LITE」で試してみては。iTunesでの平均評価は星4.5個。

■指先を毛筆に、書き初めはタッチパネルで

 新たな気持ちや決意をより本格的に残したい人は、書道アプリの「i書道」で書き初めなどはいかがだろうか。

アプリ名(提供元):i書道(ユビキタスエンターテインメント)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 2.2.1以降)
価格:350円

 アップルのテレビCMにも登場した定番のアプリ。3サイズの筆から1本を選び、硯をタッチして墨をつけ、半紙に指先で書く。書いていくと次第に墨が薄くなったり、まとまっていた筆先が割れて、かすれるようになる。トメ、ハネ、ハライにも対応しているが、提供者は「iPhoneは筆圧を感知できるわけではないので、過度の期待はしないでください」としている。

 書き上げた作品は、iPhoneに保存できるほか、ツイッターに投稿することも可能。さらに、2600円支払うと、自分の書いた書をプリントしたオリジナルTシャツを注文することもできる。「なかなかよくできたアプリで、本当に書道っぽく書けます」とおおむね好評。iTunesでの平均評価は星3.5個。別途、iPad版もある。

■初夢で「一富士、二鷹、三なすび」を見たら

 疲れ果てて寝正月、という人も多いだろう。縁起を担ぐ古来の風習を忘れてはならない。「夢辞典 ~DreamCatcher~」で初夢を診断し、記録に残してみるのはどうだろう。

アプリ名(提供元):夢辞典 ~DreamCatcher~(Hideaki Suzuki)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.0以降)、アンドロイド搭載端末
価格:450円

 夢に出てきた印象的な感情や行動、場所などが、どのような心理状態を映しているのかを調べることができる辞典アプリ。「感情・感覚」「風景・自然」といった25のカテゴリーから「おいしい」や「富士山」など約1500のキーワードを選ぶと、キーワードに即した意味が表示される。

 このアプリには「夢クリップ」機能がついており、夢辞典で調べたキーワードを日付ごとに保存しておくことが可能。忘れてしまいがちな夢のキーワードをクリップしておくことで、備忘録にもなり、総合的に判断することにも役立つ。テキストで日記をつけておくこともでき、他人に見られないよう、パスワードでロックをかけることもできる。

 価格は高めだが、コメント欄には「夢占いの本はまともなものなら2000円以上しますが、このアプリだと450円。しかも内容が本に劣っているわけでもないので、本当に満足しています」との声も。アンドロイド搭載端末向けもある。平均評価はiTunesでは星4個、アンドロイドマーケットでは星3個。

■日本一のパワースポットからの御来光を拝む

 寝正月で終わってしまった、どこにも出かけることができなかった、という人は、新年の象徴、縁起がよい富士山に登ってみよう。富士山登山が仮想的に体験できる「富士山『天の力』」で。

アプリ名(提供元):富士山「天の力」(Writerhouse)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.0以降)
価格:230円 → 115円(2011年1月末まで)

 頂上から眺める御来光、湧き上がる白雲、天の川、眼下の夜景……。写真家の小野庄一氏が6年のあいだ、延べ60日にわたって富士山に登り、撮りためた写真のなかから、選りすぐりの120枚が収録されている。単なる写真集ではなく、「待ちに待った御来光」「薄ガスが流れて歓声がこだまする。思わず手を合わせて涙ぐむ女性、万歳三唱を始めるツアー客」といった臨場感あふれるコメントが添えられている。

 写真はiPhoneの壁紙としても利用可能。写真集のほかに、山頂までの道のりや注意点などを写真とともに解説した「富士登山の基礎知識」と「富士登山ガイド」のメニューも。コメント欄には「この会社のアプリはよく購入しており、いつも神秘的な内容で驚かされるが、今回は今までで一番すごい内容だった」「これ系の写真アプリで、初めて買い得だと思った」との評価。iTunesでは平均評価はまだ表示されておらず、個別評価は星5個と星4個が並ぶ。

■霊験あらたかな神社に仮想詣で

 最後は、初詣に行った人も、行くことができなかった人も、清い心で仕事始めに臨むためにどこでもお祈りができる「i神社」をご紹介。

アプリ名(提供元):i神社(アインエンターテインメント)
対象:iPhone、iPod touch、iPad(iOS 3.1.2以降)
価格:115円

 「参拝」をタッチすると神殿が現れ、二礼二拍手一礼を求められる。礼は加速度センサーが、拍手はマイクが検知する仕掛けだ。「お祓い」ではおじぎをし、iPhoneを振ると、祝詞(のりと)の奏上にあわせて画面の祓え串も動き、清められる。「おみくじ」でiPhoneを振れば、一言が添えられたおみくじが出現。結果によって巫女さんの表情も変わる。

 ふざけているように見えるかもしれないが、霊験あらたかな高千穂・高天原神社の監修を受け製作し、売り上げの一部を同神社に定期的に奉納しているという由緒あるもの。コメント欄では「アプリをナメてました。意外にも本格的な作りでした」「神妙な気持ちになれます」などと高評価だ。iTunesでの平均評価は星4個。

 このほか、横浜近郊に住んでいる人には、横浜高速鉄道が企画したバーチャル神社のアプリ「皆富来(みなとみらい)神社」もおすすめ。みなとみらい駅コンコースに設置されたQRコードをアプリで撮影すると、画面に皆富来神社が出現。タッチして手水舎で手を清めたり、鈴を振って鳴らしたりすることができる。

 以上、楽しく快適に、そして清い気持ちにもなれるアプリを紹介した。1年の計は元旦にあり。スマートフォン元年を送ったいま、新しい正月の過ごし方を試してみるのも一興では。

(電子報道部 井上理)


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