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大統領レース出馬のテキサス州知事「バーナンキ議長はほとんど国賊」

2011/8/17付
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

米共和党の大統領候補選びに加わったばかりの保守派のペリー・テキサス州知事が米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を巡り「政治目的でドルを増刷するならばバーナンキ議長はほとんど国賊だ」と発言したことが物議を醸している。量的緩和第3弾(QE3)の発動をけん制する狙いだが、過激な言い回しだけに「口には気をつけた方がよい」(ホワイトハウスのカーニー報道官)などの批判が相次いでいる。

13日に出馬表明したペリー氏は14日に大統領選予備選の初戦の地となるアイオワ州入り。ABCテレビによると15日の支持者との集会でオバマ政権の景気対策を「米経済をほぼ3年間、実験台にしてきたが、結果は悲惨だった」と酷評した。

バーナンキ議長の対応ぶりも「アイオワでは知らないが、テキサスでは間違いなくぶちのめされる」と脅しあげた。

発言は同じテキサス州から大統領選に出馬したポール下院議員がFRB廃止を訴えていることをどう思うか聞かれて飛び出した。党の大統領候補指名を得るには保守派内での地歩を固める必要があり、強めに語ったようだ。だが、本選挙でオバマ大統領に競り勝つには無党派層の支持が不可欠。将来に禍根を残す発言になるとの見方も出ている。

(ワシントン=大石格)


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