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参院に独自性は必要か 創論・時論アンケート

2013/6/30 3:30
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

日本経済新聞は毎週日曜日、国内外の重要なテーマについて各界の論客の意見を紹介する「創論・時論」を掲載しています。これにあわせて電子版では読者アンケートを実施しています。今回の質問は7月21日投票の参院選で(1)参院は独自性を発揮すべきだと思うか(2)ネット選挙が解禁されたが、そのうちどこから情報を得ようと思うか――です。皆さんのご意見をお聞かせください。選択肢にない回答などもコメント欄で受け付けます(今回のアンケートの受付は終了しました)。

6月26日に通常国会が閉幕しました。参院選の公示は7月4日ですが、与野党とも事実上の選挙戦に突入しています。

「そもそもねじれを生み出したのは私だ。ねじれに終止符を打つ責任がある」。安倍晋三首相が最近よく口にする言い回しです。

第1次安倍政権だった2007年の参院選で自民党が大敗したところから、日本政治は本格的な衆参ねじれ時代に入りました。民主党政権も含めて6人の首相が1年で退陣した混迷のきっかけをつくったことに、安倍首相は相当な贖罪(しょくざい)意識を抱いているそうです。

昨年の衆院選で与党に返り咲いた自民党と公明党は参院でも6年ぶりに過半数を取り返せるか。自公合わせて63議席取れば非改選と合わせて参院定数242議席の過半数になります。これが安倍政権の最低限の目標です。

議席数の変動が小さい公明党が改選議席数と同じ10議席を取ると仮定すると、自民党の取るべき議席は53議席となります。

ねじれによる政治の停滞の結果、参院改革論や一院制移行論が近年盛り上がりました。首相と衆院の意見が一致しない場合は首相が辞めるか、衆院を解散して民意を聞くかの選択肢が憲法で決まっています。参院は解散がないので、首相と参院の対立は解消する方法があまりありません。

他方で、参院は衆院と同じような選挙制度で選ばれた同じような議員が同じような審議を繰り返すだけで時間の無駄とみる人がたくさんいます。

衆院と全く同じだと「カーボンコピー」とやゆされ、衆院と正反対だと「決められない政治」といわれる。なかなか難しい存在です。

今回の参院選のもう一つの注目点は、ネット選挙の解禁です。中高年でもスマートフォンを使う人が増えていますし、1次情報はネット経由という人も多いでしょう。

候補者からみても、不特定多数の人にいちどきに情報を送れるとか、双方向の意見交換ができるとか、さまざまなメリットがあります。もっとも、危うい発言も拡散しやすいので、ホームページが炎上などということも起きかねません。


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