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トドマツが血糖値抑制、葉エキスに効果確認
北海道立林産試験場

2013/4/17付
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

 北海道立総合研究機構林産試験場(旭川市)の佐藤真由美研究主任らのグループが、トドマツの葉のエキスに血糖値の上昇を抑える効果があることをラットの実験で確認した。安全性を確かめながら、糖尿病治療薬やサプリメントなどの開発を目指すという。

 グループによると、インスリンの働きが悪くなると血糖値が上がりやすく、糖尿病の原因となる。

 糖尿病のラットを使った実験で、トドマツの葉のエキスを混ぜた餌を食べたラットは、通常の餌のラットに比べて血糖値の上昇が抑えられた。

 分析の結果、エキスに含まれるレボピマール酸とネオアビエチン酸が、インスリンの働きを改善させることが分かった。

 さらに、糖尿病治療に現在使われている薬には体重増加を招くものもあるが、今回効果を確認した2成分は、血中の脂質濃度を抑える働きがあり、佐藤主任は「副作用の少ない薬の開発に応用できる」と説明している。

 化学メーカーの日油(東京・渋谷)との共同研究で、製品化の権利に関する特許を出願中。〔共同〕


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