日本経済新聞社

記事利用について
印刷 印刷

米SEC、ピムコ提訴を検討 ETF資産価格設定で

2015/8/4付
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

【ニューヨーク=平野麻理子】米最大の債券運用会社ピムコは3日、上場投資信託(ETF)の資産価格を巡り、民事訴訟を検討しているとの警告を米証券取引委員会(SEC)から受け取ったと明らかにした。「トータル・リターン・ファンド」の運用成績をかさ上げした疑いでSECの調査を受けてきた。

ピムコは、SECが調査に関連して民事訴訟を起こす可能性を事前に示す「ウェルズ・ノーティス」と呼ばれる警告を受け取った。同社は声明で「我々の運営が業界基準に沿った適切なものだったとSECに説明する機会を得た」とし、違法行為はないと説明した。

トータル・リターン・ファンドはピムコの看板投信のひとつ。昨年退社した共同創業者のビル・グロス氏が運用を担当していた。ピムコはETFの評価額を算出する際、割安な価格で買った債券を購入時より高い価格で評価し、投資家に不正確な情報を提供した疑いで調査を受けているとされる。


本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は、日本経済新聞社またはその情報提供者に帰属します。また、本サービスに掲載の記事・写真等の無断複製・転載を禁じます。