米国にデフレのサイン、格差問題に根深さも

米国にデフレのサイン、格差問題に根深さも
世界的にインフレが進む中、米国の先行指数(数カ月先の景気を示す)で、デフレに向かうサインが見え始めています。典型例は、2年物国債利回りと10年物国債利回りの「逆イールド」です。通常高いはずの10年債の利回りを、2年債の利回りが上回るこの逆イールドの発生は、米国が今後、景気後退に陥る可能性を示しています。 米連邦準備理事会(FRB)が景気を占う上で参照している米消費者物価指数(CPI)は遅行指数で…