原油、減産維持で強まる先高観 物価上昇の要因に NQNスペシャル 3月5日 国際商品市場で原油先物の上昇が続いている。ニューヨーク原油先物は4日に期近物が1年2カ月ぶりの高値を付けた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が4日、現在の協調減産を4月もほぼ維持することを決め、需給の引き締まりを意識した買いが入っている。市場関係者からは当面は上値を試す展開を見込む声が目立つ一方、原油高による物価上昇が金融市場の不安定化につながるとの 原油、減産維持で強まる先高観 物価上昇の要因に
FRB議長発言、続く株安・債券安 市場関係者の見方 NQNスペシャル 3月5日 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は4日の討論会で足元の米長期金利の上昇を強くけん制せず、4日の米ダウ工業株30種平均や米国債相場が下落(利回りは上昇)した。5日の日経平均株価も大幅安で推移するなど、投資家心理が悪化している。不安定さが続く金融・資本市場の見通しを市場関係者に聞いた。 国内株も米金利にらみ 壁谷洋和・大和証券チーフグローバルストラテジスト パウエルFRB議長は4日のウォール・ FRB議長発言、続く株安・債券安 市場関係者の見方
揺れる北極星、マネー迷走 世界に悪い金利上昇の芽 NQNスペシャル 3月5日 米長期金利の上昇(債券価格は下落)が世界的な株安を引き起こしている。背景には赤字が急速に膨張する米財政への不安がある。新型コロナウイルス禍を大規模な金融緩和と財政拡大でしのいできた世界経済の先行きに景気を冷やす悪い金利上昇の影が忍び寄る。 注目された4日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の公開討論では現時点で長期金利上昇を抑制する姿勢を示さず、米国の10年物国債の利回りは再び1.5%を上回 揺れる北極星、マネー迷走 世界に悪い金利上昇の芽
オリックス銀、投信口座数3割増 R&I ファンド情報 3月5日 オリックス銀行でテレビ会議システムを使ったウェブ経由の相談サービスが投資信託口座数の伸びに貢献している。新型コロナウイルスの感染拡大で、非対面で口座が開設できるインターネット専業の金融機関が軒並み新規口座獲得を伸ばしているなか、同行は2020年3月から21年1月までの11カ月間で口座数が約3割増加した。相談サービスによる未経験者の疑問解消に注力した取り組みが口座獲得の支えになっているという。 オ オリックス銀、投信口座数3割増
金利上昇、社債にさざ波 参天薬など発行見送る NQNスペシャル 3月4日 世界的な長期金利の上昇が国内社債市場にさざ波を起こしている。参天製薬は4日、3月に予定していた初の起債を見送った。2月末にはNECキャピタルソリューションも見送っている。金利の急上昇が条件の決定を難しくしているのが背景とみられる。低位で安定していた金利環境が促してきた社債発行に待ったをかけている。 参天薬は300億円を予定していた7年債の起債を見送った。同社として初の社債発行となるはずだったが「 金利上昇、社債にさざ波 参天薬など発行見送る
バランス型の資金流入 運用歴の長い商品人気 投資番付 3月4日 米国の長期金利の急上昇を背景に世界的に株価は乱高下し、日経平均株価は2月末に歴代10位の下げ幅となった。分散投資の大切さを改めて認識した人も多いだろう。分散投資を簡易にできるバランス型投信の過去1年間の人気を調べてみた。 比較的運用履歴が長い投信が人気を集めている。海外株式型に人気が集中していることから1000億円超の資金流入があった投信は1本にとどまる。 アセットマネジメントOne「投資のソム バランス型の資金流入 運用歴の長い商品人気
世界が見守る米長期金利 入札ラッシュ、上昇に身構え NQNスペシャル 3月4日 世界の投資家が最も関心を寄せているのが米国の長期金利だ。3月に入り、それまでの急上昇からは落ち着きつつあるものの、来週は米国債の入札が相次ぐ。「入札ラッシュ」で需給の緩みが一段と鮮明になれば、米長期金利は再び上昇が加速しかねず、金融・資本市場では警戒モードが広がっている。 米国の入札ラッシュに先立ち、日本では4日に財務省が30年物国債入札を実施した。入札では最低落札価格が100円ちょうどとなり市 世界が見守る米長期金利 入札ラッシュ、上昇に身構え
日経平均大幅安 不安定続く相場 市場関係者の見方 NQNスペシャル 3月4日 4日午前の東京株式市場で日経平均株価は前日より500円以上値下がりし、一時2万9000円を下回る場面もあった。米長期金利の上昇をきっかけにハイテク株が売られ、株式相場は不安定な動きが続いている。市場関係者に今後の見通しを聞いた。 2万6000円まで調整も インフレに懸念 平川昇二・東海東京調査センター・チーフグローバルストラテジスト 4日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅安となり、心理的な節 日経平均大幅安 不安定続く相場 市場関係者の見方
統治指針の改訂 ロジック明確に マーケットニュース 株式 3月4日 企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)の改訂が進められている。論点の一つは取締役会の機能をより発揮させることで、東証再編で生まれるプライム市場に上場する企業は、独立社外取締役を3分の1以上にするよう求められる方向だ。仮に東証1部の全企業が順守すれば、新たに1000人を超す独立社外取締役の選任が必要になる。知見や資質をもつ候補者は十分にいるだろうか。 現状では指名委員会等設置会社や監査等委 統治指針の改訂 ロジック明確に
アジアにもSPACブーム 相次ぐユニコーンの上場計画 NQNスペシャル 3月4日 【NQNシンガポール=村田菜々子】アジアのスタートアップが特別買収目的会社(SPAC)を通じた米国上場に意欲を見せている。インドで再生可能エネルギー発電を手掛けるリニュー・パワーがSPACとの合併を通じた米ナスダック上場を発表するなど、SPAC活用を目指すユニコーン(企業価値が10億米ドルを超える未上場企業)の動きが次々と伝わっているのだ。 SPACは有力企業の買収のみを目的に新規株式公開( アジアにもSPACブーム 相次ぐユニコーンの上場計画