四国21年度予算案、コロナに重点 「貯金」取り崩し続く 新型コロナ 税・予算 愛媛 香川 高知 四国 2月25日 四国4県の2021年度の予算案が出そろった。いずれの県も新型コロナウイルスの対策に重点を置いた予算で、一般会計総額は前年度の当初予算比で1~8%の増加となった。人口減など共通の課題を抱える中、財政運営状況は厳しさを増すばかりで、県の貯金に相当する「財政調整基金」を取り崩しての対応が続いている。 愛媛県は640億円の新型コロナ対策費を盛り込んだ。各医療圏域ごとのPCR検査体制の強化のほか、コールセ 四国21年度予算案、コロナに重点 「貯金」取り崩し続く
ポンカン「土佐・阿波連合」で拡販 デジタルで苦境打開 高知 四国 サービス・食品 2月25日 高知県東部の東洋町でポンカンを作る農家が、隣の徳島県海陽町の地域商社と組み、小売店からの注文の大幅減で余った大量のポンカンをインターネット販売し成果を上げている。サイトに販売目標の10トンのバロメーターを表示し、売れるたびにメーターはポンカンの色に変わる。既に6トンを売った。農家はコロナ下、販売のデジタル化で苦境打開を目指す。 県境の「土佐・阿波連合」でポンカンを拡販するのは東洋町の景勝地である ポンカン「土佐・阿波連合」で拡販 デジタルで苦境打開
スマホアプリで高齢者見守り コロナ病床にも応用 新型コロナ ヘルスケア 四国 2月24日 介護サービスのイツモスマイル(徳島市)は施設や在宅で介護を受ける高齢者の見守りシステムを開発し、販売を始めた。スマートフォンのアプリを活用し、専用機器を必要としないため導入しやすい。複数人を同時管理できる機能を生かし、新型コロナウイルス患者を受け入れる医療機関などでの利用も見込む。 見守りシステム「イツモツナガル」はIT(情報技術)スタートアップ企業のムービーノート(福岡市)と共同開発した。スマ スマホアプリで高齢者見守り コロナ病床にも応用
阿波女にさらなる活躍を 地域経済活性化のカギ ダイバーシティ 四国 2月21日 堅実で働き者の徳島女性は「阿波女」と尊ばれてきた。坂田さんはタウン誌出版社の社長を務めたほか、2018年に徳島経済同友会で初の女性代表幹事に就任。阿波女を切り口に徳島がいかに女性が働きやすい地域であるかを発信する。 写真家になる夢を抱き、東京の短大の写真技術科に進学した。卒業後は都内の写真スタジオに就職したが、ほどなくして創業間もない徳島の出版社、あわわに転職。「面白いことがやれそう」という直感 阿波女にさらなる活躍を 地域経済活性化のカギ
四国の地銀、7行でコア業務純益増加 20年4~12月期 地域金融 愛媛 香川 高知 四国 2月15日 四国4県を地盤とする地方銀行8行の2020年4~12月期決算が出そろい、本業の利益を示すコア業務純益は前年同期比で7行が増加した。新型コロナウイルスが地域経済の大きな下押し圧力となる中、資金繰り支援で貸し出しが伸び、資金利益が増加した銀行もあった。実質無利子・無担保融資により与信費用は4行で減少、純利益は4行で増加となった。 伊予銀行は米ドル金利の低下で外貨調達コストが減ったことから、コア業務純 四国の地銀、7行でコア業務純益増加 20年4~12月期
四国新幹線実現へ地元の機運醸成 香川経済同友会が提言 愛媛 香川 高知 四国 2月12日 香川経済同友会は12日、四国新幹線構想の実現に向け、香川県と高松市に提言書を提出した。国への働きかけを強化するため、盛り上がっているとはいえない地元の誘致機運をまず高める狙いだ。新幹線が整備された場合の新駅のイメージ図を盛り込み、県民に身近に感じてもらえるようにした。ただ、国の財政事情は厳しく、実現への道のりは容易ではない。 同友会の代表幹事である合田耕三氏と間島賢治氏らが県庁と市役所を訪れ、浜 四国新幹線実現へ地元の機運醸成 香川経済同友会が提言
香川・徳島の景気判断下げ 日銀2月「一部に足踏み感」 香川 四国 2月10日 日銀の高松支店と徳島事務所は2月の金融経済概況を10日発表し、香川、徳島の景気判断を引き下げた。両県とも持ち直し基調にあるが、観光や宿泊、飲食などサービス消費が弱いことから「一部に足踏み感がみられている」とした。 両県とも個人消費の判断を下方修正した。モノの消費は巣ごもり需要を背景に堅調な動きとなっている。一方で感染症警戒による 香川・徳島の景気判断下げ 日銀2月「一部に足踏み感」
徳島ヴォルティス社長「J1定着で地域ににぎわいを」 四国 サービス・食品 サッカー 2月10日 サッカーの徳島ヴォルティス(徳島県板野町)がJ1再昇格を果たし、低迷する観光需要を盛り上げる起爆剤に、と地元の期待を集めている。岸田一宏社長は「J1に定着することで経済効果はより高まる。スポンサーやファンクラブ会員の拡大で、年間予算30億円規模のチームを目指す」と意気込む。地域のにぎわい創出に向けた構想などを聞いた。 ――J1昇格によってチームの運営はどのように変わりそうですか。 「昨年17億円 徳島ヴォルティス社長「J1定着で地域ににぎわいを」
クラッシー、企業主導型保育園を展開 徳島と福岡で 福岡 四国 サービス・食品 2月9日 全国で家事・保育サービスを手掛けるクラッシー(徳島市)は、地元企業などと共同で「企業主導型保育園」を展開する。今夏に食品充填機国内大手の四国化工機(徳島県北島町)などと共同利用する保育園を徳島市内に開設するほか、福岡市で運営する既存の保育園も企業主導型としてリニューアルする。自社と地域企業の従業員の多様な働き方を支援する。 クラッシーは東京、大阪、福岡などで幼児期の子どもに英語、音楽、体育といっ クラッシー、企業主導型保育園を展開 徳島と福岡で
55自治体、浸水域に庁舎 南海トラフ津波で想定 東日本大震災10年 関西 高知 四国 岩手 静岡 大分 和歌山 2月7日 南海トラフ地震の津波で大きな被害が予想される全国14都県139自治体のうち、4割近い55自治体の主要庁舎が浸水区域に立地していることが日本経済新聞の調査で分かった。このうち、高台などへの移転を計画または検討しているのは11自治体だった。住民の利便性の問題や用地確保の難しさから移転を断念する自治体も少なくない。(川野耀佑、高橋直也) 3月で発生から10年を迎える東日本大震災では、東北3県の9自治体 55自治体、浸水域に庁舎 南海トラフ津波で想定