「博多の女」の脱ゼロゼロ融資、西日本シティ銀行が伴走
「博多の女」で知られる二鶴堂はゼロゼロ融資を活用してコロナ禍をしのいだ(福岡市東区の二鶴堂本店)

「博多の女」の脱ゼロゼロ融資、西日本シティ銀行が伴走

新型コロナウイルス下の資金繰り支援策である「ゼロゼロ融資」の返済が本格化する。実行件数がメガバンクも抑えて全国最多クラスの西日本シティ銀行では、顧客の経営課題を特定して改善に取り組む伴走型支援が効果を上げ始めた。地元の銘菓「博多の女(ひと)」のメーカーもデジタル化などの支援で、一時赤字に陥った経営のV字回復につなげた。 「西銀さんはビジネス上ではメイン行ですよ」。福岡市の菓子メーカー、二鶴堂の橋…

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ラピダス、北海道のゲームチェンジャーに 先端産業集積

世界最先端の回路線幅2ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体量産を目指すラピダスが北海道千歳市に進出する。投資額は総額5兆円で、北海道の年間予算を上回る。北海道にとって高付加価値型の製造業の進出は長年の課題で、ラピダス進出は道の産業構造を大きく変えるゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている。 新千歳空港に隣接する工業団地「千歳美々ワールド」(千歳市)。着陸態勢に入ったジェット機が頭上を飛び…

子育て支援企業、徳島県が割合トップ 男性育休率高く

従業員への子育て支援を重視する企業が地方で拡大している。男性の育児休業取得率が13%以上などの基準を満たした国の認定企業数が各地の企業に占める割合は都道府県トップの徳島県で約8%に達した。認定企業割合が上位の地域は女性の管理職比率が高い傾向にある。子育て支援は人材の採用や定着とともに女性活躍も左右する。 子育てと仕事との両立を支援する制度が手厚い企業を厚生労働省は「くるみん」の愛称で認定する。男…

型破り公務員、スタートアップ創出 支援組織自らつくる

少子高齢化、先細る地域経済、年々厳しくなる財政事情……。自治体に山積する課題に創意工夫と行動力で挑む「すご腕公務員」がいる。役人の枠を超えて、なぜ型破りな活動に取り組むのか。しゃくし定規で融通が利かず、事なかれ主義的といった「お役所仕事」のイメージを覆す彼らの活躍ぶりを追った。 「この商品の市場はどこを狙っているの?」 5月の日中、愛知県経済産業推進監の柴山政明さん(59)の姿が県の新興企業支援施…

「讃岐うどん」に食の多様性 グルテンフリーやビーガン

香川県の県民食、ソウルフードである「讃岐うどん」に、食の多様性の考えを取り入れる動きが進んでいる。地域・企業のブランディングを手がける企業「人生は上々だ」(高松市)が、小麦を使わないグルテンフリー、ビーガン(完全菜食主義者)対応のうどん店を2023年12月に開業する計画を発表。あっとん(同市)は4月から、ビーガン・ハラル対応のメニューを取り入れた。国内では定着した讃岐うどんの魅力を、様々な価値観…

将棋の最年少七冠、長野で誕生なるか 舞台は「藤井荘」

最年少七冠、長野で誕生?――。将棋の藤井聡太六冠が次の名人戦対局で渡辺明名人に勝てば七冠となる可能性がでてきたなか、開催地となる長野で将棋への注目が高まっている。対局場所となる長野県高山村の老舗旅館は準備に奔走。同村も観光客を呼び込もうとイベントを企画する。今年2月に長野市内で行われた別の棋戦で話題を呼んだ「おやつ」がお客を呼ぶ名物メニューになりつつあるなど、将棋がもたらす経済効果も盛り上がり中…

北国FHD、地銀4行に出資 琉球銀行や武蔵野銀行も

北国銀行を傘下に持つ北国フィナンシャルホールディングス(FHD)が岩手銀行、琉球銀行など少なくとも地銀4行に出資したことが26日わかった。傘下の投資子会社を通じ、それぞれ1%未満から4%の株式を取得した。北国FHDが強みを持つデジタル対応で各行と連携し、出資先の企業価値を高める。 関係者によると岩手、琉球両行のほか、武蔵野銀行や山梨中央銀行にも出資したもようだ。一部の銀行とは事前に友好的な対話を…

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