
広島市の大規模PCR検査、2月上旬にも開始
広島県の湯崎英彦知事は19日、広島市中心部4区の住民や就業者を対象とする大規模なPCR検査について、早ければ2月上旬にも始めたいと表明した。実施期間は1~2カ月を想定しており、具体的な実施方法や予算について検討を進めている。検査は任意で、対象は最大で80万人程度とみられる。 湯崎知事は「(無症状感染者は)検査をしないと、知らずのうちに感染を広げる可能性が高い」と話し、大規模検査の必要性を強調した…
静岡県で感染経路不明の新型コロナウイルス変異種の感染者が確認されたことを受け、川勝平太知事は19日に緊急記者会見を開いた。予防対策の徹底を促す「感染拡大緊急警報」を発令し県民に注意を呼びかける一方、「特別の追加的な行動制限は必要ない」との認識を示した。 緊急警報は県境を越えた移動や同居家族以外との会食の自粛など、従来県民に要請した対策の徹底を促すものだ。首都圏1都3県や愛知県など緊急事態宣言の対…
JR貨物の真貝康一社長は本州との間を海底で結ぶ「第2青函トンネル」構想に期待を見せる一方、2030年度を予定する北海道新幹線の札幌延伸で並行在来線の一部が廃止されれば「消費者の負担が増す」と述べて議論をけん制した。 ■真貝 康一氏(しんがい・こういち)1978年(昭53年)東大法卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。09年JR貨物執行役員、14年取締役。18年から現職。秋田県出身。65歳。 ――日…
冬の代表的な味覚のカキ。今季は飲食店の休業や時短営業が響き卸価格が大幅に下落しているが、主要産地である広島県呉市の養殖8社は逆境を新たな販路を開拓するチャンスに変えようと、拡大する「おうち消費」に狙いを定めて共同でネット販売を始めた。出足は好調で、全国の家庭に「とれたての本場の味」を直送し、リピーターを増やす。 カキの生産量は広島県が全国の約6割を占める。近年は成育状況は海水の高温化で不調のシー…
香川県西部の観音寺市で、加熱調理に強いロメインレタスなどの特産品を使ったご当地鍋による地域おこしが盛り上がっている。10以上の料理店が味を競い、スーパーでの濃縮スープの取り扱いも始まった。プロジェクトを先導するのは地元の観音寺信用金庫。金融機関の新たな地域貢献の取り組みに、事業者の評判も良好だ。 地元の故事や名所にちなんで名付けたという「天空の七宝鍋」は、名品と言われる伊吹島(同市)のいりこでだ…
大阪府は19日、民間病院に新型コロナウイルス患者の受け入れを求めるため、病院団体に新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく「指示」を出す手続きを始めた。今後、病院側の協力が得られず実際に指示を出せば全国初となるが、従わなくても罰則などはなく実効性は不透明だ。大阪府が緊急事態宣言の対象となって20日で1週間。収束が見えず、医療体制の逼迫が一段と深刻になっている。 「信頼関係のもとで(病床を)確保し…