
公示地価、経済活動の正常化映す2年連続上昇
3月22日に発表した公示地価(2023年1月1日時点)は住宅地や商業地などを合わせた全用途の全国平均が2年連続で上昇した。上昇率は1.6%で、前年より1ポイン…
国土交通省が22日発表した2023年1月1日時点の地方圏の公示地価は2年連続で上昇しました。新型コロナウイルス禍からの、インバウンド(訪日外国人)を含めた観光客の回復期待などが背景にあります。鉄道新線の開通、大型半導体工場の新設が地価を大きく押し上げた地域も…
福岡市の地下鉄七隈線は27日、天神南―博多間が延伸開業する。線路が延びるのは1.4キロメートルにすぎないが、天神、博多という市内の2大拠点を結ぶ鉄路が2本に増えて利便性が増す。専門家からは街のポテンシャルが高まる一方、都市圏や持続可能性を考慮した交通網を考えるべきだとの声があがった。 (聞き手は坂部能生、黒沢亜美、関口桜至朗) 「都市圏の発展、考慮を」 九州大学の黒瀬武史教授 延伸による恩恵が大…
国土交通省が22日発表した2023年1月1日時点の公示地価の全国全用途平均は2年連続で上昇した。地方圏も2年連続で上昇した。新型コロナウイルス下で緩やかに景気が持ち直す中で、都市部を中心に地価の上昇が継続し、回復傾向が顕著となった。三大都市圏では大阪圏の商業地が3年ぶりに上昇へと転じた。 東京圏 商業地は3.0%上昇した。東京都内では23区の全てで上昇。再開発が進み利便性の向上した地点や上層階の…
空き家や空き店舗が目立つ秋田県男鹿市の中心部に変化の兆しが見えてきた。けん引するのは当地で起業した稲とアガベだ。酒造りを起点に事業を次々と立ち上げ、雇用を生む。スピードを重視するのは、地域を次代につなぐために残された時間は「多くない」という危機感があるからだ。 「岡住修兵くんの名は私のいる宮崎にも伝わっているよ」。稲とアガベと三菱地所グループが13日、男鹿市で開いたまちづくりサミット。基調講演し…
京浜急行電鉄の73番目の幻の駅「新品川駅」をご存じだろうか。駅番号は京急本線の品川駅(東京・港)の「KK01」に始まり、京急久里浜線の三崎口駅(神奈川県三浦市)の「KK72」で終わる。路線図にも地図にもないが、品川駅終着の列車は毎日停車している。 品川駅は京急線の起点で、JRや都営線が乗り入れるターミナル駅だ。同駅では、ホーム停車中の列車の後ろに次発の列車が待ち構えているなど、緻密なダイヤで運行…
北九州空港2階の出発ロビー。手荷物検査場の入り口の向かいに「靴の汚れ落とし 無料」と書かれた看板が、1カ月に計15日ほど不定期に置かれる。看板の主は、同空港を本拠地とする航空会社スターフライヤーの元社長、松石禎己氏だ。退任翌年の2021年の7月から「靴磨き」のボランティアを続けている。 1日に相手をするのは平均5人程度。始発便が出発する前の午前6時前に空港に現れ、正午前まで所定の場所に座ることが…