
独自サービスで児童呼び込め首都圏保育所、競争激化で
首都圏の保育所で、オムツなどを施設で用意し、保護者が手ぶらで送迎できるサービスが始まるなど、独自サービスを拡充する動きが広がっている。待機児童問題を解消するため、保育所の開設が急増。少子化も進むなか、児童を獲得するための競争が激化している。 認可保育園を運営するハイフライヤーズ(千葉市)は1月、おむつや昼寝用布団などを施設で用意し、保護者が多くの荷物を持参せず、ほぼ手ぶらで送迎できるサービスを始…
福岡市の博多どんたく港まつりが3年ぶりにパレードを実施するなど、祭りの「灯」が再びともされ始めた。祭りは文化伝承の側面だけでなく、宿泊や周辺観光など経済面でも大きな効果をもたらす。青森ねぶた祭は6日間の期間中、県GDPの1%弱を稼ぐ。日本経済新聞社と50の信用金庫が調べたところ、経済効果は全国で少なくとも年5300億円を超えることが分かった。各地は「今年こそ開催」と意気込む。 調査は地域活性化を…
ハートランドフェリー(札幌市)は7月から燃料油価格を運賃に反映するサーチャージ制度を復活すると発表した。7~9月は「1等」と「2等」の席が利尻島―礼文島間で110円ずつ、江差町―奥尻島間や稚内市―利…
青森県弘前市は患者の医療情報を救急隊と市内4病院で共有するコミュニケーションアプリの実証成果をまとめた。受け入れ病院の手術準備時間が1割短縮され、病院間の連携も深まった。今後は周辺の自治体や基幹病院にも導入を呼びかけ、広域医療連携の実現につなげていく。 「横転した車内から搬出」。救急隊からの第一報が弘前大学の高度救命救急センターのスピーカーに流れる。待機する医師が持つ端末には、患者の心電図や血…
東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶつくばエクスプレス(TX)の延伸を巡る熱い誘致競争が始まった。延伸先は「筑波山」「水戸」「茨城空港」「土浦」の4つ。茨城県は需要予測や採算性検討のため2022年度予算に1800万円を計上、23年3月に1案に絞り込む。50年ごろの計画実現を見据え、「我田引鉄」を目指す自治体間の綱引きが本格化する。 ■土浦、バイパス機能アピール 「この機会を逃せば、後はない」。土浦…
北海道の高級ブランド「夕張メロン」の初競りが26日朝、札幌市中央卸売市場であり、北海道夕張市の農家9戸が出荷したメロンに最高で2玉300万円の高値がついた。2021年の同270万円を上回った。春先から気温が高めに推移し、初日の出荷数量は21年の5.8倍の27…
熊本県宇土市にある長部田海床路(かいしょうろ)は干満の差が大きい有明海でも漁船の出入りがスムーズにできるようにと造られた。電柱が並び夜には照明が点灯する漁業用施設だが、「海の道」として観光客らが押し寄せる。 干潮の時間帯は全長1.2キロメートルの海の道をずっと先まで歩いて行くことができ、対岸の長崎県まで渡れるかのようだ。逆に満潮の時は海水がどんどん押し寄せてきて「急いで戻らないと」と少し怖い思い…