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日経優秀製品・サービス賞2018

日経優秀製品・サービス賞2018

日本経済新聞賞

(最優秀賞5点)

深層学習フレームワーク「Chainer(チェイナー)」
最優秀賞

深層学習フレームワーク「Chainer(チェイナー)」

プリファード・ネットワークス

 フレームワークは人工知能(AI)の深層学習技術の開発に使う数式やコンピューターへの指令(コマンド)を体系化した基盤ソフトウエア。これらを組み合わせて、深層学習のプログラムをつくる。AIの産業応用に大きく貢献する技術となった。自動運転や工場のスマート化の実現を支えている。開発後に公開し、誰でもチェイナーを使って深層学習のプログラムをつくることができる。現在も高速処理などの改良に取り組んでいる。

全固体電池「CeraCharge(セラチャージ)」
最優秀賞

全固体電池「CeraCharge(セラチャージ)」

TDK

 次世代電池の本命と期待される「全固体電池」。TDKは指先に乗るサイズの全固体電池「セラチャージ」を開発し、実用化した。充電できる2次電池で、電子機器に組み込めば、電池交換が不要になるというものだ。構成する材料が全て固体なので、液漏れや発火の恐れもないという。1カ月あたり3万個の出荷体制を整えた。ICメーカーとは、セラチャージを組み込んだ温湿度・照明センサーのモジュールを共同で作った。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器に搭載して、利用の用途を広げる狙いだ。

つながる高級車「クラウン」
最優秀賞

つながる高級車「クラウン」

トヨタ自動車

 トヨタ自動車は高級セダンの新型「クラウン」を2018年6月に発売した。5年6カ月ぶりのフルモデルチェンジで、1955年の初代から数えて15代目にあたる。18年11月末までの販売は約3万5000台で当初目標を30%程度上回る好調な推移だ。価格は460万6200円から。最大の特徴は車載通信機を標準搭載し、スマートフォン(スマホ)やトヨタのコールセンター、販売店などとつながる「コネクテッドカー」(つながる車)ということ。対話型のアプリで目的地の登録ができる。バッテリー残量などで販売店から助言を受けて不調を未然に防いだりもできる。購入者の過半数は60歳以上で買い替え需要をつかんだ。

AI通訳機「ポケトーク」
最優秀賞

AI通訳機「ポケトーク」

ソースネクスト

 本体に話しかけると翻訳してくれる手のひらに載る大きさの機器。通訳したい言語を画面で2つ選び、ボタンを押したあとに1つの言語で話しかけると、ポケトークがもう1つの言語に訳して読み上げる。63言語に対応しており、クラウド上の複数の翻訳エンジンを切り替えることで精度を高めている。世界の携帯通信網に対応したSIMカード搭載モデルの価格が税別2万9800円、無線LANだけに対応するモデルは2万4800円。9月には新型機の「ポケトークW」も発売した。対応言語を74へと増やし、インドで話される英語なども新たに翻訳できるようになった。2.4型液晶画面を備えている。

オンライン診療システム「CLINICS(クリニクス)」
最優秀賞

オンライン診療システム「CLINICS(クリニクス)」

メドレー

 医療機関に足を運ばなくても、オンラインで診察が受けられるシステム。患者はスマートフォンやパソコンを通じ、かかりつけ医の顔を見ながらビデオチャット形式で診察を受ける。予約やクレジットカード決済、薬や処方箋の配送にも対応。約1000の医療機関が導入している。身体的に通院が負担な人や多忙で通院時間がとれない人、専門科の医療機関が遠い人などの継続的な治療を支援する。患者の通院負担軽減だけでなく、医師が不足している地域では限られた数の医師の有効活用にもつながる。日本経済新聞社の子会社の日経BPがメドレーに出資している。

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