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日経優秀製品・サービス賞2011

30周年記念特別賞(5点)

  • 携帯型情報端末「iPod(アイポッド)」「iPhone(アイフォーン)」「iPad(アイパッド)」=アップル
    携帯型情報端末「iPod(アイポッド)」「iPhone(アイフォーン)」「iPad(アイパッド)」=アップル

    それぞれ携帯音楽プレーヤー、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)、多機能携帯端末(タブレット)の市場を創造した。当初から優れた操作性と先進的な機能を追求し、製造改革による低価格化も進めてきた。各端末に対応した音楽配信やソフト配信も並行して立ち上げ、パソコンが中心だった情報機器の利便性を飛躍的に高めた。

  • 非接触ICカード技術「フェリカ」=ソニー=と同技術を使った乗車券「スイカ」=東日本旅客鉄道=(共同受賞)
    非接触ICカード技術「フェリカ」=ソニー=と同技術を使った乗車券「スイカ」=東日本旅客鉄道=(共同受賞)

    フェリカは1枚のカード上にごま粒大のICチップとアンテナを搭載し、対応機器にかざすと約0.1秒でデータを読み書きできる技術。ソニーが1988年に開発を始め、2001年に東日本旅客鉄道(JR東日本)が乗車券スイカとして採用したことから一気に普及した。フェリカは様々な乗車券や電子マネーとして使える「おサイフケータイ」の基盤技術としても利用され、累計で1億7000万台以上の対応携帯電話が出荷された。小銭や多くのカードを持ち歩かずに済むようになるなど、日常生活を大きく変えた。

  • 半導体「NAND型フラッシュメモリー」=東芝
    半導体「NAND型フラッシュメモリー」=東芝

    東芝が1987年に発明。電源を落としてもデータが消えない不揮発性メモリーで、携帯電話やデジタルカメラの音声や映像データを記憶する。東芝はメモリーを構成する最小単位の回路に通常の倍の情報を蓄える「多値化技術」に優れる。記憶容量は1チップで99年の256メガ(メガは100万)ビットから、2011年には64ギガ(ギガは10億)ビットと250倍に高めた。データの手軽な持ち運びが可能になり、携帯型情報端末の普及に大きく貢献した。

  • 人工衛星打ち上げロケット「H2A」=三菱重工業、宇宙航空研究開発機構
    人工衛星打ち上げロケット「H2A」=三菱重工業、宇宙航空研究開発機構

    静止軌道に4~6トンの衛星を打ち上げることができる。2011年12月の打ち上げ成功で、連続成功は14回を数え、成功率は国際的に高い信頼性の目安となる95%に達した。今年は初の海外案件となる韓国の衛星打ち上げも控えている。衛星を静止軌道に運ぶ効率が高い赤道直下に発射場を持つ海外勢に比べると不利だが、宇宙でエンジンを2度噴射して直接目的軌道まで衛星を運ぶ改良型なども開発中だ。

  • 「丸の内再開発」=三菱地所
    「丸の内再開発」=三菱地所

    日本を代表するオフィスビル街「丸の内」を再構築し、高層化・高度利用を進めてきた。ビジネス集積だけでなく、商業機能を加えて土日のにぎわいを生み出すなど街づくりのうえでも注目されてきた。今後も丸の内や周辺地区の再開発をさらに進めるとともに、災害対策やスマートグリッド(次世代送電網)などの活用にも取り組む。都市観光の拠点などとしての機能も高める考えだ。

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