日経平均株価は4月22日、15年ぶりに終値で2万円を回復。6月24日には2万868円をつけ、ITバブル期のピークだった2000年4月の高値(2万833円)も超えた。ギリシャ危機や、急上昇の反動が出始めた中国・上海株安といった試練を越え、日本株はさらなる上値を追うことができるか。1996年高値(2万2666円)や91年高値(2万7146円)が次の節目になる。
日経平均が初めて2万円の大台に乗せたのは87年1月30日。それから28年間、相場は高い山と深い谷を繰り返してきた。ITバブル崩壊後は「いざなぎ超え」と呼ばれた景気回復期やリーマン危機を経験。09年には株価がバブル後最安値の7054円まで落ち込むなど低迷が続いたが、アベノミクスとともに上昇基調を取り戻した。節目となったタイミングでの時価総額上位20銘柄の顔ぶれを見渡せば、日本経済の変遷も見えてくる。