【調査概要】
調査は(1)症例数(診療実績)(2)医療の質や患者サービス(運営体制)(3)医療従事者の配置や医療機器などの設備(施設体制)の3つの視点で、病院選びの際に参考となる情報を、インターネット上の公開データから抽出して実施した。
▼診療実績
厚生労働省が2014年9月に公開した13年4月~14年3月の退院患者数を症例数とした。病名や手術方式で医療費を定額とするDPC制度を導入・準備中の全国1741病院を対象にした。表では「手術あり」と「手術なし」の合計の上位約400病院(膝関節症と心臓弁膜症は約250病院)を掲載した。症例数の前の*は0~9例の誤差あり。「-」は0~9例で詳細不明。
▼運営体制
公益財団法人「日本医療機能評価機構」(東京)が病院の依頼を受け、医療の質や安全管理、患者サービスなどを審査した結果を100点満点で換算した。同機構は2013年から新たな評価方法「3rdG」を導入し、従来の5段階評価から4段階評価となった。本調査では「3rdG」の評価結果については、S=4点、A=3点、B=2点、C=1点として計算した得点を100点満点に換算した。点数の前の*は「3rdG」での結果が公表されている病院。
▼施設体制
医師や看護師など医療従事者の配置や、医療機器など、厚労省が定めた診療報酬施設基準を満たしたとして各病院が届け出た項目を比べた。14年9~10月時点での届出受理医療機関名簿を集計した。