2020年11月28日
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三島由紀夫は、分裂的にしか語られてこなかった。その文芸をこまやかに説く者は、天皇観および自決に対して口ごもり、その政治行動…続き
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コワモテの刑事やヤクザ役から、大食漢のビジネスマンや飼い猫など幅広い役柄を演じる実力派俳優が、初の著書を発表した。新たに書…続き
2020年11月26日
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怖ろしくも美しい寓話(ぐうわ)だ。かつてのラテンアメリカ小説に似た残酷なマジック。
ジャングルと茶色い河の傍の亜熱帯の街に突…続き
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人の育ち方と育て方がよくわかる本。ビジネスパーソンに馴染みの吉野家の会長が語る仕事論、企業論。賃金が高いのでバイト先として…続き
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増田みず子さんの小説を読まなくなったのがいつのことなのか、正確には思い出せない。1980年代、文芸誌で頻繁に名前を見かけた…続き
2020年11月21日
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私たちヒトというのは、本当に奇妙な生き物だ。自然界の恵みを享受しながら生きているのみならず、他の生物を飼いならしたり、栽培…続き
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思想犯として豊多摩刑務所に収監された戦前の経験をもつ埴谷雄高は、独房の天井ちかくにある鉄格子窓から覗(のぞ)いた青い空を、…続き
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美術品の値段はどのようにして決まるのか。本書は、論理的な解説が極めて難しいこの問いに対して、1件の究極の事例をもとに答えを…続き
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同時代の小説は日本の高度成長期をどう捉えていたのか。本書は高度成長期の実相を小説の記述から検討する。この着想がいい。歴史の…続き
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本書の第五章の写真を見て、不謹慎ながら噴き出してしまった。千葉県の藻原寺で建設中の「日蓮大聖人大銅像」は、全長20メートル…続き
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表題は安倍晋三前首相と自民党が使ったキャッチコピー「日本を、取り戻す。」をもじった。国民に代わって議論を尽くし、決めたこと…続き
2020年11月19日
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私はこの作品が書籍化されるのをどれほど待ち望んでいたであろうか。
時は乱世。飛騨白川郷を天下取り3代の覇者信長→秀吉→家康の…続き
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読み終えて楽しみが待っている。巻末の索引からページに戻ると、そこは江戸だ。一例で「グッズ販売ビジネス」。相撲の錦絵や番付の…続き
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いっぷう変わったファーストコンタクト・ストーリーである。
まず、アンドロメダ座と牡羊座の間に位置するさんかく座方面から謎の電…続き
2020年11月14日
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昨今、エビデンス(証拠)に基づく政策立案(EBPM)の重要性が高まっている。しかし予測や測定結果はまちまちで結論の信頼性が…続き
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女性衆議院議員が性暴力被害者をめぐる議題で「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言した時「あ、ギレアデ共和国だ」と思った…続き
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近年、中国語で書かれたミステリ小説を指す「華文ミステリ」という言葉が翻訳ミステリ愛好家のあいだで定着しつつある。作家の出身…続き
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本書は触覚を巡る冒険の書である。近代以降の西洋の人文学において、触覚よりも視覚が高位の感覚として考えられてきた歴史を振り返…続き
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住所の由来にはその地域の歴史や今に続く社会問題を含んでいることを知らされた。…続き
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沖縄で暮らす研究者、そして幼い娘を持つ母親として、故郷・沖縄が抱える問題を日常の視点から見つめた。未成年の少女への支援や調…続き