NIKKEI COMPASS

プログラム医療機器

プログラム医療機器の概要

医師の診察を手助けするソフトウェア「プログラム医療機器(SaMD)」に関するビジネステーマ

プログラム医療機器の用語の定義

プログラム医療機器(英:Software as a Medical Device, 英略:SaMD)とは、デジタル技術を利用して診断や治療を支援するソフトウェアやデバイスのこと。具体例として、AI画像診断ソフトや治療用アプリなどがあげられる。プログラム医療機器の製造販売業者は第一種医療機器製造販売業許可または第二種医療機器製造販売業許可を取得する必要がある。SaMDの市場規模が2027年に世界で865億ドル(約11兆4000億円)になるとの民間予測もある。(2022年12月調査)

プログラム医療機器のニュース記事検索

プログラム医療機器に関連するビジネステーマ

AI画像診断ソフト
AI画像診断ソフトとは、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)、X線などのスキャン画像を人工知能(AI)技術を用いて診断するソフトウェアのこと。
デジタル医療
デジタル医療とは、VR(仮想現実)やスマホアプリ等のデジタル技術を医療に活用することで治療を効率化・症状の改善を図るヘルスケア領域のビジネスのこと。投薬による医療ではないため、「デジタル薬」「デジタル治療」「治療アプリ」とも呼ばれる。

プログラム医療機器に関する法規制

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)
疾病の診断・治療を目的とする医療機器やソフトウェアは、薬機法の規制対象に該当するため、薬事承認が必要である。(2022年12月調査)

プログラム医療機器のレポート(最新1件)

関連する人物・専門家

岸田文雄5
【編集長が展望する2023年】2023年も拡大するデジタルヘルス分野、電子処方箋と治療用アプリが追い風に

...プログラム医療機器の市場導入を早める 「電子処方箋の開始」とともに注目される2023年の“イベント”が「プログラム医療機器(Software as a Medical Device:SaMD)の承認」...

2023年1月18日 日経クロステック 2209文字
上野太郎1
高血圧、医師が「アプリ」処方 キュア・アップ年内発売 

...厚労省は21年、治療用アプリなど診断や治療を目的とするソフトウエアなどの「プログラム医療機器(SaMD)」について、審査や企業への助言を担う専門部署を立ち上げた。...

2022年5月10日 日本経済新聞電子版 2163文字