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愛媛県の観光事情

愛媛県の観光事情の概要

愛媛県の観光・レジャーの動向に関する調査

愛媛県の観光事情の背景

愛媛県の「観光客数とその消費額」によると、2021年の県外からの観光客数は前年比5.7%減の658.3万人。県外観光客は2009年から上昇傾向を続け2014年以降は1000万人台で推移したが、コロナ禍で2020年から急減した。県外客の訪問先は、松山圏が58.7%、今治圏が21.5%、東予東部圏が8.2%、宇和島圏が7.0%、県西部の八幡浜・大洲圏が4.6%だった。 他府県と比較可能な国土交通省の「全国観光入込客統計に関する共通基準」で四国各県の状況を比較すると、(高知県は集計中でデータなし)、2020年の同県への県外観光客は宿泊客が84.4万人回と香川県に次いで2番目に多い一方、日帰り客は113.9万人回で香川、徳島両県より少なかった。県外宿泊客の観光消費額は264億5700万円と3県で最も多かった。訪日外国人(観光目的)は訪問者数が1万8000人回、観光消費額(観光目的の宿泊客)は4億5800万円だった。 観光資源としては、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台となった道後温泉や広島県との間を結ぶ「しまなみ海道」「四国遍路」などがある。特産品にはミカンなどかんきつ類や今治タオルなどがある。

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愛媛県の観光戦略
愛媛県は「愛媛県観光振興基本計画」のなかで、県外観光客数を2014年の1089万1000人から1200万人への拡大を目指す。また訪日外国人は2014年の6万4000人から29万7000人への拡大を目標に掲げる。 具体策としては「サイクリストの聖地」として認知度が高まる愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道の知名度をいかし、サイクルツーリズムの推進や道後・松山地域と絡めた観光プロモーションを強化することで、県外のみならず訪日外国人の観光誘致を進めることを打ち出す。また、ご当地グルメのブランド化や滞在型観光や農林漁家を活用した民宿など多様な宿泊形態の推進なども目指す。 広域連携では、四国一周サイクリングのプロモーション、四国4県で協力し四国遍路の世界遺産への登録を目指した活動などを進める。
サイクルツーリズム
サイクルツーリズムとは、名所旧跡や風光明媚(めいび)な場所を自転車で巡る観光のこと。 国土交通省も観光振興、特にインバウンド強化の一環としてサイクルツーリズムを推進する。 愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道は、国内有数のサイクリングコースとされ、国際自転車大会「サイクリングしまなみ」の舞台ともなっている。県内ではレースなど自転車関連イベントの誘致やレンタサイクル拠点や自転車のメンテナンスなどに利用できるサイクルピットの整備を進める。
えひめぐり みきゃん旅割
えひめぐり みきゃん旅割とは、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた地元観光産業を支援するため、愛媛県が独自に実施する全国旅行支援施策のこと。2022年10月11日~12月20日まで、県内外の人が愛媛県内を旅行する際、宿泊旅行なら1人1泊最大8000円、日帰り旅行なら同5000円を補助する。
四国ツーリズム創造機構
四国ツーリズム創造機構とは、四国4県が広域連携し観光振興を進めるため、各県や地元経済界などで設立した団体のこと。香川県はじめ四国4県は独自の観光集客策に取り組む一方、同機構を通じて、四国周遊ツアーのモデルコースの提案などを進める。

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株式会社フリープラスは、訪日旅行事業、ホテルマネジメント事業、観光立国推進事業を行う企業。代表的なサービスとして、日本の旅行商品を企画し、海...

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