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革新軽水炉

革新軽水炉の概要

次世代の原子炉の一つである「革新軽水炉」に関するビジネステーマ

革新軽水炉の用語の定義

革新軽水炉とは、原子力発電の次世代の原子炉の一つ。既存の沸騰水型軽水炉(BWR)や加圧水型軽水炉(PWR)をベースとし、安全機能を高めて設計開発される。三菱重工業、関西電力、北海道電力、四国電力、九州電力の5社は2030年代の実用化を目指し、既存の三菱重工製の原子炉の一つである加圧水型軽水炉を基にした革新軽水炉を共同開発する。核反応を調整する制御棒の駆動方式を改良するなどし、既存の軽水炉よりも出力の制御にかかる時間を短くする方針。

革新軽水炉の背景

原子力発電の既存の大型炉はCO2を排出しない点やベースロード電源を担える点でメリットがあるが、柔軟な出力制御が難しく地震などの自然災害やテロに遭遇した場合、安全性に課題がある。そうした問題の解決のため次世代原子炉が期待されており、中でも発電コストが相対的に低いといわれる革新軽水炉は最も実用化に近い原子炉として注目されている。

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革新軽水炉に関連するビジネステーマ

小型原子炉
小型原子炉とは、出力30万キロワット以下と従来型原発の100万キロワット超に比べて3分の1程度の出力の原子力発電の原子炉のこと。小型モジュール炉とも言う。革新軽水炉とともに次世代の原子炉の一つ。
高温ガス炉
高温ガス炉とは、炭化ケイ素(SiC)と炭素の層からなる熱に強いセラミックスで被覆された核燃料を用いて発電する原子力発電の原子炉のこと。ガスタービンによる発電と同時に、900度前後の高温の蒸気を水素製造や海水淡水化、地域暖房などに利用することもできる。革新軽水炉とともに次世代の原子炉の一つ。
核融合発電
核融合発電とは、核融合反応による発電技術のこと。燃料に重水素と三重水素(トリチウム)を利用する。地震やテロなどで電源が失われた場合に既存の原子力発電は制御に課題があるが、核融合発電は電源が喪失した場合、核融合反応も止まるメリットがある。

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2022年9月7日 日経産業新聞 1763文字
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2023年1月23日 日本経済新聞電子版 1681文字