売らない店舗

ショールーミング(英:showrooming)は、小売店で確認した商品をその場では買わず、ネット通販によって(時には店頭より安い価格で)購入する消費者の行動のこと。ネット通販では、人件費や賃料などがかからないため、商品によっては従来型の小売店よりも安価な価格で商品を提供することがある。そのため消費者はリアル店舗を商品吟味のためだけに利用する行動が増えてきた。なおショールーミングの逆の消費行動を、ウェブルーミング(英:Webrooming)と呼ぶ。ウェブルーミングでは、消費者は店舗で購入する前にオンラインで商品を調査する。売らない店舗はこうした消費者のニーズに合わせて小売店舗をショールーミング用途に特化したものといえる。そのため売らない店舗を「ショールーミング型店舗」と呼ぶこともある。

BOPISとは、Buy Online Pick-up In Storeの略で、ネットで購入した商品を店舗で受け取るサービスのことを指す。マクドナルドやスターバックスなどの飲食店からヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店がBOPISを導入している。似たような概念として「オンラインで予約し、店舗で受け取る」ROPIS(Reserve Online, Pickup In-Store)もある。