エアモビリティ

ティルトローター（英:Tiltrotor）とは、1つまたは複数の動力付きローター（プロペラに似た回転翼、プロモーター）によって揚力と推進力を発生させる垂直/短距離離着陸できる航空機のこと。垂直飛行では、ローターの角度を回転面を水平にし、通常のヘリコプターのローターと同じように揚力を発生させる。また、機体に対してローターを傾ける（ティルトする）ことで、プロペラとして推力を発揮し固定翼航空機のスピードを併せ持つことができる。米テキサス州のベルヘリコプター(Bell Helicopter Textron)は、ティルトローターを採用した電動の空飛ぶクルマ(eVTOL)を開発する。

英アーバンエアポート社は、空飛ぶクルマ向けの地上インフラを開発する。同社はドローン関連のソリューションを提供するブルーイノベーションと空飛ぶクルマの離発着場 の共同開発や実証実験に関して業務提携した。 また、駐車場最大手のパーク24は2025年に開かれる国際博覧会の会場となる人工島「夢洲」を空路で結ぶことを想定し、「空飛ぶクルマ」離着陸拠点を整備する。

空飛ぶクルマは法的に航空機とみなされる。航空機は航空機の安全航行などを目的とした航空法に従うため、空飛ぶクルマについても同法に基づき基準整備が必要だ。ただし基準作りは遅れている。例えば離着陸拠点の整備だ。欧米ではガイドラインがあり、欧州航空安全機関は離着陸地点の広さを、縦横ともに機体の大きさの2倍以上としてる。