eスポーツ

ゲームをスポーツ感覚で楽しむeスポーツに関するビジネステーマ。

eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツ（electronic sports）の略称で、対戦型コンピュータゲームをスポーツ競技として商業化したビジネスのこと。eスポーツに関わる企業は、ゲーム開発業者のほか、大会運営事業者、プロチームのスポンサー、ゲームのライブ配信やゲーム配信のプラットフォームを提供する企業、eスポーツ施設の運営業者など裾野が広い。

オランダの調査会社Newzooによると、世界のeスポーツ市場規模は2022年末までに約13億8000万ドルと予測する。また、経営コンサルティング会社KPMGは、24年に17億ドルにまで拡大する見込む。 一方、eスポーツの普及と発展に取り組む一般社団法人日本eスポーツ連合（JeSU）によると、国内eスポーツの市場規模は2021年が前年比15.5%増の78億4000万円、2025年には179億6800万円に拡大すると予想する。現在、プロ選手による対戦をオンライン・オフラインの双方で観戦できるほか、企業のサークル活動や学校の部活動で取り組む動き、eスポーツ関連の技術的な進展などが相まって普及に向けた環境が整ってきたことで、身近なものになってきた。また、高齢者が対戦型のオンラインゲームを行い、脳の健康やフレイル予防につなげる研究も行われるなどウェルビーイングの観点からもeスポーツが注目される。