NIKKEI COMPASS

間接業務代行・支援(BPO)

間接業務代行・支援(BPO)の業界分類
間接業務代行・支援(BPO)の業界定義
企業等より、給与計算、翻訳サービス、間接福利厚生施設運営等、間接部門の業務代行受注を主要事業として行う。

間接業務代行・支援(BPO)の業界概要

21年度の国内市場規模は1兆1900億円
間接業務代行・支援(BPO)サービスとは企業の間接部門の業務を代行するサービスである。BPO(Business Process Outsourcing:ビジネス・プロセス・アウトソーシング)は企業の業務の一部を外部の専門業者に委託すること。利用企業から見れば、専門業者に委託することで経営資源を本業に集中。コストの削減と業務品質向上の実現が期待できる。
BPOの市場規模についてはどこまでを含むかでいろいろな見方があるが、システム運用管理業務(IT系BPO)は「ITO」サービスとして別に区分、狭義には非IT系の間接業務代行をBPOとすることが多い。IDCジャパン(東京・千代田)によると、21年の国内BPOサービス(人事/財務経理/カスタマーケア/調達購買)の市場規模は、前年比5.1%増の8856億円。テレワークの進展や人手不足、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務見直し機運が追い風となり、市場は拡大基調が続いている。21~26年の年平均成長率は3.9%で推移し、26年には1兆717億円になると予測している。(2023/03/03調査)
業界レポートを閲覧することで、最新の業界動向・競合環境を簡単に理解・把握できます

間接業務代行・支援(BPO)の市場動向

働き方改革・DX機運追い風に市場拡大続く
企業がBPOサービスを利用する最大の目的は「コストの削減」。金融危機後は急激な企業の業務量の減少、内製化により市場が縮小したが、2010年以降は中長期的な視点に切り替えて構造改革に取り組む企業が増加し、アウトソーシングの利用が増加している。
米国などに比べ日本のBPOサービス市場の成長はこれまで遅れていたが、グローバル化が進む中で経営資源のコア業務への集中、業務拡大への柔軟な対応などを目的に、国内企業も戦略的にBPOサービスを導入せざるを得なくなっている。慢性的な人手不足、生産性向上を目指して政府が進める「働き方改革」の追い風もあり、今後、国内BPO市場は堅調な成長を示していくとみられる。(2023/03/03調査)

間接業務代行・支援(BPO)の競合状況

凸版、最大手トッパン・フォームズを子会社化
BPOサービス最大手は凸版印刷グループで、その中核がトッパン・フォームズ。凸版は22年3月、TOB(株式公開買い付け)でトッパン・フォームズを完全子会社化した。凸版とベルシステム24ホールディングス(HD)は20年5月、BPO新会社TBネクストコミュニケーションズ(東京・文京)共同で設立した。
ベルシステム24HDは22年3月、レイヤーズ・コンサルティング(東京・品川)と共同出資で人事と経理のBPOサービスを手がける新会社を設立した。23年3月にはベトナムの「ベルシステム24-ホアサオ」に追加出資して子会社化する。コールセンター事業を強化するほか、日本企業向けBPO事業のオフショア拠点として活用する。(2023/03/03調査)

間接業務代行・支援(BPO)の関連企業

ほくでんサービス株式会社
(1)電気利用および電化普及に関する業務 (2)電気需給契約変更等に伴う諸業務 (3)電気、ガス、冷水、温水、蒸気その他のエネルギーに関する...
株式会社日産クリエイティブサービス
日産自動車グループサービスサポート  ・販売旅行サービス  ・生産技術サービス  ・環境・エンジニアリングサービス  ・ファシリティ  ・P...

間接業務代行・支援(BPO)に関連する企業を地域から探す

北海道・東北地方
北海道(2)青森県(0)岩手県(0)宮城県(1)秋田県(0)山形県(0)福島県(0)
関東地方
茨城県(0)栃木県(0)群馬県(1)埼玉県(0)千葉県(2)東京都(51)神奈川県(3)
中部地方
新潟県(0)富山県(1)石川県(0)福井県(0)山梨県(0)長野県(0)岐阜県(0)静岡県(2)愛知県(7)
近畿地方
三重県(0)滋賀県(0)京都府(0)大阪府(7)兵庫県(3)奈良県(0)和歌山県(0)
中国地方
鳥取県(0)島根県(0)岡山県(2)広島県(4)山口県(0)
四国地方
徳島県(0)香川県(0)愛媛県(0)高知県(0)
九州地方
福岡県(2)佐賀県(0)長崎県(0)熊本県(0)大分県(0)宮崎県(0)鹿児島県(0)沖縄県(1)