パッケージ・ラベル印刷
パッケージ・ラベル印刷の業界分類
パッケージ・ラベル印刷の業界定義
パッケージ、包装、ラベル向けの印刷サービスを行う。
パッケージ・ラベル印刷の業界概要
「紙以外への印刷」7600億円規模、好調に推移
印刷産業の中心は出版に代表される「紙への印刷」だが、商品のパッケージやラベルなど「紙以外の印刷」も印刷業の一角を占める。印刷用紙の需要低迷が続くのに対し、この分野は近年、比較的好調に推移している。経済産業省の令和3年経済センサスを見ると、2020年の「紙以外の印刷業」出荷額は前年比横ばいの7583億4300万円だった。同省の生産動態統計年報でも、包装印刷の生産金額は09年の618億円から17年は743億円へと20%増えている。2018年は744億円と微増だったものの、2019年は825億5500万円と前年比10.8%伸びた。紙媒体離れなどで印刷業全体が縮小する中で、残された成長分野と言えそうだ。
パッケージ・ラベル印刷の各分野で、印刷事業者だけでなく、前工程にあたる製版、後工程にあたるラミネートや製袋、製箱など工程ごとに専門の事業者がある。しかし、大手や中堅クラスではこれらを内製している企業が多い。シール・ラベル印刷業界は加工工程を印刷機でインライン化しているため、印刷企業でほぼ内製している。各分野ごとに専業の中小事業者が多いが、大手印刷は総合的に手がける。紙器印刷は紙・板紙加工業者、軟包装印刷はフィルム加工を行うフィルムコンバータやアルミ箔を主に扱うアルミ加工箔メーカーが兼業するケースも多い。(2023/01/03調査)
パッケージ・ラベル印刷の各分野で、印刷事業者だけでなく、前工程にあたる製版、後工程にあたるラミネートや製袋、製箱など工程ごとに専門の事業者がある。しかし、大手や中堅クラスではこれらを内製している企業が多い。シール・ラベル印刷業界は加工工程を印刷機でインライン化しているため、印刷企業でほぼ内製している。各分野ごとに専業の中小事業者が多いが、大手印刷は総合的に手がける。紙器印刷は紙・板紙加工業者、軟包装印刷はフィルム加工を行うフィルムコンバータやアルミ箔を主に扱うアルミ加工箔メーカーが兼業するケースも多い。(2023/01/03調査)
パッケージ・ラベル印刷の市場動向
紙器・軟包装印刷での海外進出が本格化
包装印刷は印刷業の中で好調な分野であるが、分野別に見るとまだら模様。紙器分野では、医薬品関連は需要・単価ともに安定しているが、トイレタリー関連は洗濯用洗剤の液体化で減少傾向。食品関連の受注量は安定しているものの、受注単価が低下傾向にある。
一方、軟包装分野の需要は安定的に推移している。高級品から安価品へと中身の製品のトレンドが変わっても包装材は使用されるため、エンドユーザーの趣向が変化しても一定量は確保されている。シール・ラベル分野では、リーマンショック以降、特に工業関連の需要が後退しているが、食料品関連の需要は底堅く、減少幅もわずかに止まっている。東レも、食品や日用品の包装印刷システムに参入。独自開発した環境にやさしいインキ原料などを活用、コスト競争力と環境性能に優れる印刷システムを実用化。包装フィルムと印刷システムをセットで販売する。(2023/01/03調査)
一方、軟包装分野の需要は安定的に推移している。高級品から安価品へと中身の製品のトレンドが変わっても包装材は使用されるため、エンドユーザーの趣向が変化しても一定量は確保されている。シール・ラベル分野では、リーマンショック以降、特に工業関連の需要が後退しているが、食料品関連の需要は底堅く、減少幅もわずかに止まっている。東レも、食品や日用品の包装印刷システムに参入。独自開発した環境にやさしいインキ原料などを活用、コスト競争力と環境性能に優れる印刷システムを実用化。包装フィルムと印刷システムをセットで販売する。(2023/01/03調査)
パッケージ・ラベル印刷の競合状況
紙器やフイルム包装など、それぞれの得意分野活かす
当業界をみると、軟包装分野では大日本印刷、凸版印刷の上位2社で約30%のシェアを占めるとみられる。凸版印刷は食品や日用品に使う軟包装の高機能包装フィルムで世界首位。包装材工場として群馬センター工場を本格稼働。独自開発の「GLフィルム」を活用した包装材は酸素や水蒸気を通さないため、食品やヘルスケア、産業資材分野に供給する。
大日本印刷も2014年7月、植物由来材料にアルミニウムを塗布した、環境にやさしい高機能包装材を開発。化粧水などの詰め替え容器も開発、この分野に攻勢をかける。共同印刷も、ベトナムにラミネートチューブの工場を設立、酸素を吸着する高機能フィルムの開発にも力を注ぐ。クレハは19年11月1日付で、軟包装材などを中心とする「ブローボトル事業」を共同印刷に譲渡すると発表した。(2023/01/03調査)
大日本印刷も2014年7月、植物由来材料にアルミニウムを塗布した、環境にやさしい高機能包装材を開発。化粧水などの詰め替え容器も開発、この分野に攻勢をかける。共同印刷も、ベトナムにラミネートチューブの工場を設立、酸素を吸着する高機能フィルムの開発にも力を注ぐ。クレハは19年11月1日付で、軟包装材などを中心とする「ブローボトル事業」を共同印刷に譲渡すると発表した。(2023/01/03調査)
パッケージ・ラベル印刷の関連企業
高桑美術印刷株式会社-
ラベル・軟包装・パッケージ・包装紙
ポスター・カタログ・パンフレット
企画・デザイン・撮影・編集出版
インターネット・ホームページ・各種映像
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