人材派遣(専門技術)
人材派遣(専門技術)の業界分類
人材派遣(専門技術)の業界定義
研究・開発・技術職、または製造業や生産ライン作業等の専門技術を持つ社員を外部企業に対して派遣するサービスを行う。
人材派遣(専門技術)の業界概要
技術者派遣の市場規模は1兆円強
技術者派遣業は製造業などの顧客に「設計」「研究開発」といった技術者を派遣するビジネスである。類似のサービスとしては工場の生産ラインに技能者を派遣する「製造業務派遣」があるが、技術者派遣には含まない。
厚生労働省が発表した労働者派遣事業報告書によると、技術者派遣が中心の特定労働者派遣事業は17年度の年間売上高は前年度比27.8%減の1兆83億円となっている。18年6月1日時点での派遣労働者数は9万9142人。(2023/02/20調査)
厚生労働省が発表した労働者派遣事業報告書によると、技術者派遣が中心の特定労働者派遣事業は17年度の年間売上高は前年度比27.8%減の1兆83億円となっている。18年6月1日時点での派遣労働者数は9万9142人。(2023/02/20調査)
人材派遣(専門技術)の市場動向
研究開発投資が活発、技術者の不足感一段と
技術者派遣ビジネスは、2008年度途中まで順調に拡大していたが、金融・経済危機の影響を受け減少。厚生労働省の労働者派遣事業報告によると、技術者派遣が中心の特定労働者派遣の市場規模は09年度が前年度比11.4%減の1兆5727億円に縮小した。16年に入って自動運転、人工知能(AI)などへの活発な研究投資が進み、技術者の不足感が強まった。リクルートキャリアの調べでは、18年8月の転職求人倍率は「IoT」技術技術者が4.52倍で最も高く、WEBプログラマーなどのネット関連専門職が4.50倍、建設関連技術者は4.38倍で続いた。人材派遣大手と顧客企業による18年度の派遣料金交渉では、IT技術職は各社平均で前年比8%の値上げとなり、19%上昇したケースもあった。
日本経済新聞社がまとめた2023年春入社の新卒採用計画調査(1次集計)では、大卒理工系の採用計画数は23.8%増と13年連続のプラスになる。2位のメイテックグループ、9位のアルプス技研グループなど技術者派遣が上位に入る。日本経済新聞社が22年10月にまとめた23年度の採用状況調査では、理工系の人気が一段と高まる。理工系の内定者数は8.8%増で2年連続のプラス。(2023/02/20調査)
日本経済新聞社がまとめた2023年春入社の新卒採用計画調査(1次集計)では、大卒理工系の採用計画数は23.8%増と13年連続のプラスになる。2位のメイテックグループ、9位のアルプス技研グループなど技術者派遣が上位に入る。日本経済新聞社が22年10月にまとめた23年度の採用状況調査では、理工系の人気が一段と高まる。理工系の内定者数は8.8%増で2年連続のプラス。(2023/02/20調査)
人材派遣(専門技術)の競合状況
各社とも強味生かし、顧客ニーズに対応
技術者派遣大手のメイテックは国内8社、海外4社で構成され、技術者派遣事業を中心としたフルライン型派遣サービスを中心に事業を手掛けている。中核事業者であるメイテックは常用雇用技術者派遣だが、グループ事業者のメイテックキャストでは登録型派遣も展開している。2022年3月期(連結)の売上高は前の期比10.9%増の1071億4000万円、営業利益は同25.2%増の128億1700万円だった。稼働人員数が増加。時間外労働回復で、稼働時間も前の期に比べ増加した。22年4~12月期の売上高は前年同期比12.4%増の886億9600万円。
メイテックは新卒採用したエンジニアの卵を独自カリキュラムで育成して高単価で派遣してきたが、メーカーなどとの理系学生の争奪戦は年々激しくなっている。(2023/02/20調査)
メイテックは新卒採用したエンジニアの卵を独自カリキュラムで育成して高単価で派遣してきたが、メーカーなどとの理系学生の争奪戦は年々激しくなっている。(2023/02/20調査)
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