クリーニング・リネンサプライ
クリーニング・リネンサプライの業界分類
クリーニング・リネンサプライの業界定義
衣料品等のクリーニングサービス及び、事業者向けのリネンサプライサービスを主要事業として行う。衣服修理を含む。
クリーニング・リネンサプライの業界概要
消費者向けクリーニング市場4000億円、ピークから半減
この業界は衣料品などのクリーニングサービスや、事業者向けのリネンサプライサービスを主な事業領域とする。
厚生労働省によると、2020年3月末のクリーニング施設の数は8万8105カ所で前年度に比べ4.2%減った。ピークだった1998年度から4割も減少した。取次所を除いたクリーニング所は2万4727カ所で3.8%減少した。業界大手の白洋舎によると、国内のクリーニング市場は1992年の8200億円をピークに漸減傾向にある。業界推計では消費者向けのクリーニング市場はここ数年、4000億円前後でピークの1992年から半減したといわれる。消費者の節約志向に加え、家庭用洗濯機・洗剤やアイロンの進化で自宅で洗える服が増えている。オフィスカジュアルの進行も影響したとみられる。(2023/01/18調査)
厚生労働省によると、2020年3月末のクリーニング施設の数は8万8105カ所で前年度に比べ4.2%減った。ピークだった1998年度から4割も減少した。取次所を除いたクリーニング所は2万4727カ所で3.8%減少した。業界大手の白洋舎によると、国内のクリーニング市場は1992年の8200億円をピークに漸減傾向にある。業界推計では消費者向けのクリーニング市場はここ数年、4000億円前後でピークの1992年から半減したといわれる。消費者の節約志向に加え、家庭用洗濯機・洗剤やアイロンの進化で自宅で洗える服が増えている。オフィスカジュアルの進行も影響したとみられる。(2023/01/18調査)
クリーニング・リネンサプライの市場動向
在宅勤務拡大で需要減、リネンサプライも苦戦
日本経済新聞社が2022年10月にまとめた「サービス業調査」によると、21年度のクリーニング主要8社の売上高は前年度比6.3%減で、6年連続の減少となった。在宅勤務の増加でスーツやワイシャツの洗濯需要が減った。
各社は需要回復に向けて保管付きサービスや宅配サービスに力を注いでいる。保管付きサービスはコートやブーツといった、シーズンによっては全く必要がなくなる衣類などを、各社が持つ倉庫でクリーニングしたうえ6~9カ月程度保管し、必要になる季節に宅配する。収納スペースが乏しい日本の住宅事情を背景に、人気を集めている。これまで同サービスを手掛けていなかった企業も追随。先行する各社は、預けている衣類などの内容を利用者がオンライン上で確認できるサービスや、衣類の送付先や時期をネットで変更可能にするなど機能を強化し、サービスの違いを打ち出している。(2023/01/18調査)
各社は需要回復に向けて保管付きサービスや宅配サービスに力を注いでいる。保管付きサービスはコートやブーツといった、シーズンによっては全く必要がなくなる衣類などを、各社が持つ倉庫でクリーニングしたうえ6~9カ月程度保管し、必要になる季節に宅配する。収納スペースが乏しい日本の住宅事情を背景に、人気を集めている。これまで同サービスを手掛けていなかった企業も追随。先行する各社は、預けている衣類などの内容を利用者がオンライン上で確認できるサービスや、衣類の送付先や時期をネットで変更可能にするなど機能を強化し、サービスの違いを打ち出している。(2023/01/18調査)
クリーニング・リネンサプライの競合状況
トーカイ、インドでリネンサプライ事業展開、「日本式」で需要開拓
白洋舎の2021年12月期(連結)の売上高は前の期比10.3%減の351億3100万円、営業損益は29億700万円の赤字(前の期は47億4200万円の赤字)。クリーニング事業の売上高は同8.5%減の171億3600万円。外出自粛や在宅勤務の広がりでクリーニング需要が引き続き減少した。リネンサプライとユニフォームレンタルを含むレンタル部門の売上高は同8.7%減の158億5300万円。取引先ホテルの稼働率が低調に推移した。
22年1~9月期(連結)の売上高は285億1300万円。今期から新たな収益認識基準を適用しており、前年同期と単純比較すると9.3%増だった。クリーニングの売り上げは4月からの値上げ効果で前年同期を上回った。リネンサプライ事業の売上高も前年同期より増加した。営業利益は5億1000万円(前年同期は24億8800万円の赤字)だった。(2023/01/18調査)
22年1~9月期(連結)の売上高は285億1300万円。今期から新たな収益認識基準を適用しており、前年同期と単純比較すると9.3%増だった。クリーニングの売り上げは4月からの値上げ効果で前年同期を上回った。リネンサプライ事業の売上高も前年同期より増加した。営業利益は5億1000万円(前年同期は24億8800万円の赤字)だった。(2023/01/18調査)