出版(総合・教育)
出版(総合・教育)の業界分類
出版(総合・教育)の業界定義
書籍、雑誌等、総合的な出版事業を行う。教育分野の出版を含む。
出版(総合・教育)の業界概要
巣ごもり需要反映、書籍は2006年以来のプラス
出版社は、書籍や雑誌などの発行を主要業務とする。出版社は2008年から4000社を下回り、17年には3382社まで減少。その多くが東京に集中している。一人で運営しているような零細出版社もあるが、上位100社ほどが市場の大半を占めている。
印刷出版物の市場規模は縮小が続く。公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所がまとめた21年の(紙の)書籍・雑誌の推定販売金額は前年比1.3%減の1兆2080億円だった。17年連続の前年比マイナス。書籍は巣ごもり需要も反映して児童書、文芸書、学習参考書、語学・資格書などが好調で、同2.1%増の6804億円だった。2006年以来のプラス。しかし、雑誌は同5.4%減の5276億円となって、全体の足を引っ張った。電子出版は、同18.6%増の4662億円。電子雑誌は前年に引き続いて振るわなかった。(2023/01/08調査)
印刷出版物の市場規模は縮小が続く。公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所がまとめた21年の(紙の)書籍・雑誌の推定販売金額は前年比1.3%減の1兆2080億円だった。17年連続の前年比マイナス。書籍は巣ごもり需要も反映して児童書、文芸書、学習参考書、語学・資格書などが好調で、同2.1%増の6804億円だった。2006年以来のプラス。しかし、雑誌は同5.4%減の5276億円となって、全体の足を引っ張った。電子出版は、同18.6%増の4662億円。電子雑誌は前年に引き続いて振るわなかった。(2023/01/08調査)
出版(総合・教育)の市場動向
雑誌市場、人口減と電子媒体競合で縮小続く
紙の出版物は、市場規模が縮小し続けている。書籍は少数の話題作に読者が集中し、雑誌は人口減少と電子媒体との競合で市場の縮小が続く。
出版不況に拍車をかけているのが、マンガ単行本(コミックス)での海賊版の横行である。17年のマンガ単行本の販売額は前年比13%減と、初めて2ケタ減少した。コンテンツ海外流通促進機構によると、著作権者は4千億円以上の被害を受けたという。出版広報センターは18年8月、32社のSNS(交流サイト)で海賊版を利用しないように呼びかけ、11月から正規サイトを示す「ABJマーク」の運用を開始した。(2023/01/08調査)
出版不況に拍車をかけているのが、マンガ単行本(コミックス)での海賊版の横行である。17年のマンガ単行本の販売額は前年比13%減と、初めて2ケタ減少した。コンテンツ海外流通促進機構によると、著作権者は4千億円以上の被害を受けたという。出版広報センターは18年8月、32社のSNS(交流サイト)で海賊版を利用しないように呼びかけ、11月から正規サイトを示す「ABJマーク」の運用を開始した。(2023/01/08調査)
出版(総合・教育)の競合状況
電子書籍、巣ごもり需要でコミックが好調
新文化通信社によると、出版社の売上金額は1位が集英社(22年5月期1951億円、前の期比2.9%減)2位が講談社(21年11月期売上高1707億円、前の期比18%増)、次いでKADOKAWA(22年3月期「出版事業」1329億円、2.6%増)。これに小学館(22年2月期1057億円、12.1%増)を加えた4社が総合系出版の大手である。ほかでは、日経BP社、文芸春秋、光文社、新潮社、学研ホールディングスなどがそれに続くが、出版部門の売上高はそれぞれ200~400億円にとどまる。
講談社は明治42年創業の老舗。21年11月期は漫画を中心とする電子書籍やネット広告収入が27%増の910億円、純利益は155億円(前の期比43%増)に拡大した。電子書籍や版権収入が、紙の雑誌や書籍販売を初めて上回った。21年9月には、アマゾンジャパン(東京・目黒)と出版取次を介さない直接取引を始めた。(2023/01/08調査)
講談社は明治42年創業の老舗。21年11月期は漫画を中心とする電子書籍やネット広告収入が27%増の910億円、純利益は155億円(前の期比43%増)に拡大した。電子書籍や版権収入が、紙の雑誌や書籍販売を初めて上回った。21年9月には、アマゾンジャパン(東京・目黒)と出版取次を介さない直接取引を始めた。(2023/01/08調査)
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