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Question

信販・クレジットカード

信販・クレジットカードの業界分類
信販・クレジットカードの業界定義
クレジットカード等、販売信用を主要事業とする。

信販・クレジットカードの業界概要

ショッピング取扱高、三井住友カードが首位に
カード・信販会社はクレジットカードのブランド業務やカード発行、加盟店開拓を行う企業に加え、自動車や家電製品などの割賦販売を手がける信販会社を指す。日本国内でブランド業務を行っているのはJCBのみ。その他の企業はカード発行や加盟店開拓、割賦販売をすべて手がけていたり、その一部のみを手がけていたりする。
カード会社の主な収益源は①カードの年会費②加盟店の手数料③キャッシングやリボ払いの金利・手数料――の3つ。利用者がカードで決済すると基本的には手数料がかからず、売り上げに対して数%を加盟店がカード会社に払う仕組み。実際にはカード会社が売り上げから手数料分を差し引いて加盟店に振り込むことになる。(2023/05/13調査)

信販・クレジットカードの市場動向

22年のショッピング利用額、93兆7900億円
日本クレジット協会によるとクレジットカードの22年のショッピング利用額は前年比15.8%増の93兆7926億円となった。QRコード決済は7.9兆円と50%増え、2%増の6兆円だった電子マネーを初めて逆転した。デビットカードは19%増の3.2兆円だった。22年12月末のクレジットカード契約数は前年同期比3.2%増の2億7973万枚。一方で個人の借入総額を制限する総量規制が10年に導入された影響で、利益率の高いキャッシングは低迷している。28社を対象とした調査では、20年キャッシング融資額は前年比23.9%減の1兆3258億円だった。
各社が力を入れているのがインターネットとリボ払い、高級カードの3分野。リボ払いは、買い物後に毎月一定額を支払う方法。カード会社にとっては高い手数料収入を得られる。各社は毎月の支払額を一定にできる利便性をアピールする。高級カードは高額年会費で、空港でのラウンジサービスなどを付帯する。年収制限や年会費を下げ、客層を広げている会社もある。決済履歴や位置情報を人工知能で分析し、顧客ごとの販促につなげる手法も広がっている。 買い物などで使ったお金が口座からすぐに引き落とされるデビットカードの利用も増えている。(2023/05/13調査)

信販・クレジットカードの競合状況

ショッピング取扱高、楽天カードが急伸
カード・信販会社は再編を繰り返し、現在の体制になっている。大きく分けると、銀行系とその他に分類できる。
銀行系はメガバンクでは三菱UFJ銀行系の三菱UFJニコス、三井住友銀行系の三井住友カードとセディナ、みずほ銀行系のオリエントコーポレーションとUCカード。このほかJCBとジャックスは三菱UFJ銀に近く、クレディセゾンはみずほ銀に近い。新生銀行はアプラスフィナンシャルを抱えるほか、地銀もカード会社を傘下に持つ。その他は流通系のイオンクレジットサービス、メーカー系のトヨタファイナンスや、近年著しい成長を見せる楽天カードなど。再編が進んだとはいえ、数多くのカード会社が存在する。(2023/05/13調査)

信販・クレジットカードの関連企業

株式会社クレディセゾン
クレジットサービス・リース・ファイナンス・不動産関連ほか
SMBCファイナンスサービス株式会社
カード事業、信販事業、ソリューション事業、融資事業、その他
株式会社オリエントコーポレーション
総合あっせん業務、個品あっせん業務、信用保証業務、融資業務

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