NIKKEI COMPASS
Question

ラーメン・中華料理店

ラーメン・中華料理店の業界分類
ラーメン・中華料理店の業界定義
ラーメン店、中華料理店を運営する。ちゃんぽんを含む。

ラーメン・中華料理店の業界概要

低価格・カジュアルなチェーンが拡大
ここではラーメンのチェーン店や、中華料理店のなかでも手頃な価格帯の大衆的な中華料理のチェーン店を扱う。長崎で生まれた中華麺を使ったちゃんぽん料理の専門店や餃子を提供する飲食店も対象にする。
ラーメンは、明治時代に横浜、神戸などの中華街の飲食店で提供されていた南京そばが始まりとされ、東京・浅草を始め日本各地で独自に発展してきた。スープのだしの取り方や具の内容によって種類が多い。最近は特色のあるラーメンを売り物にした店が勢力を拡大している。日本の中華料理店は中華街や各地にある。高級中華料理店がある一方で、定番メニューが中心の手頃な価格の大衆的な店も多い。中華料理店は、職人的な調理が必要なことからチェーン展開が難しいとされていたが、近年、ファミリーレストランタイプの大きなチェーン店も出てきた。(2023/05/20調査)

ラーメン・中華料理店の市場動向

牛丼チェーンやコンビニ弁当と競合激化
2008年までは低価格ラーメンチェーンの台頭に加え、ご当地有名ラーメン店のチェーン展開やカジュアル中華業態、中華居酒屋業態の伸びなどでプラス成長が続いていたが、リーマン・ショック後の不況が本格化した09年には外食の需要自体が大きく低迷。10年にはやや持ち直す兆しも見られたものの、11年に発生した東日本大震災で全体の市場は低迷が続いていた。
しかし比較的低価格な業態であるため、外的要因による落ち込みは客単価の高い他の飲食店などと比較すると小さく、回復傾向にある。首都圏の駅前繁華街に中華居酒屋「日高屋」を積極出店してきたハイデイ日高のように、売上高を伸ばしたケースもある。(2023/05/20調査)

ラーメン・中華料理店の競合状況

ハイデイ日高が22%増益 今期最終、値上げ効果
最大手は「餃子の王将」を展開する王将フードサービス。このほかにも首都圏で中華居酒屋「日高屋」を展開するハイデイ日高や、東日本を中心にしたラーメンチェーンを展開する幸楽苑ホールディングス(HD)、長崎ちゃんぽんの全国チェーンのリンガーハットなどがある。
王将フードサービスの2022年4~9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比20%増の38億円だった。店内での飲食が大きく回復し、テークアウトやデリバリーも堅調。5月の一部メニューの値上げ後も客数が伸びた。純利益は28%減の30億円。営業時間短縮に伴う助成金収入が同期間は減少した影響を受けた。売上高は12%増の451億円と4~9月期で過去最高だった。同期間の直営既存店売上高は10%増え、客数は8%増、客単価は2%増となった。デリバリーやテークアウトの売り上げは全体の約3割を占めており、新型コロナ禍の中で開拓した店外需要が記録更新に結びついた。11月19日からギョーザやチャーハンなど35商品を11~55円の幅で値上げした。値上げは昨年2度目。(2023/05/20調査)

ラーメン・中華料理店に関連する企業を地域から探す

北海道・東北地方
北海道(1)青森県(0)岩手県(0)宮城県(0)秋田県(0)山形県(0)福島県(1)
関東地方
茨城県(0)栃木県(0)群馬県(0)埼玉県(1)千葉県(0)東京都(5)神奈川県(2)
中部地方
新潟県(0)富山県(1)石川県(1)福井県(0)山梨県(0)長野県(0)岐阜県(0)静岡県(0)愛知県(3)
近畿地方
三重県(0)滋賀県(0)京都府(1)大阪府(1)兵庫県(0)奈良県(1)和歌山県(0)
中国地方
鳥取県(0)島根県(0)岡山県(0)広島県(0)山口県(0)
四国地方
徳島県(0)香川県(0)愛媛県(1)高知県(0)
九州地方
福岡県(4)佐賀県(0)長崎県(0)熊本県(1)大分県(0)宮崎県(0)鹿児島県(0)沖縄県(0)