ドラッグストア
ドラッグストアの業界分類
ドラッグストアの業界定義
ドラッグストア(家庭用医薬品を中心に、日用品、化粧品等を安価に販売する)をチェーン展開する。
ドラッグストアの業界概要
21年の市場規模は7兆3065億円で微増、経産省調査
ドラッグストアとは医薬品や化粧品、健康食品など、健康や美容にかかわる分野を中心に幅広い商品をそろえる小売りの業態を指す。扱う分野は多岐に渡り、日用品やペット用品、食品なども販売する。医療用医薬品(処方薬)を扱う調剤窓口を併設する店舗も多い。
粗利益率の高い一般用医薬品(大衆薬)で稼いだ利益を原資として、日用品や化粧品、食品を低価格で販売する。さらに公定価格(薬価)があり、値崩れしない処方薬も大きな武器となっている。化粧品や雑貨が安価に買えることから女性が客層の中心だ。(2023/01/06調査)
粗利益率の高い一般用医薬品(大衆薬)で稼いだ利益を原資として、日用品や化粧品、食品を低価格で販売する。さらに公定価格(薬価)があり、値崩れしない処方薬も大きな武器となっている。化粧品や雑貨が安価に買えることから女性が客層の中心だ。(2023/01/06調査)
ドラッグストアの市場動向
22年7~9月期の全体の売上高は5.9%増、低調だった4~6月期から盛り返す、経産省調査
ドラッグストアは医薬品や化粧品のもうけを原資に、食品や日用品で安値攻勢をかけ、コンビニやスーパーの顧客を奪ってきた。特に食品の売り上げの増加は著しく、経済産業省の商業動態統計(年間補正値)によると、21年のドラッグストアの食品(健康食品を除く)の売上高は5年前の16年に比べ約50%も増えている。全体の売上高の増加率約28%に比べ非常に高い。
一方、収益確保のために調剤薬局部門を強化する動きが広がっている。商業動態統計でのドラッグストアの21年の「調剤医薬品」の売上高は前年比5.7%増加した。21年の全体の売上高の増加率(0.3%)を大きく上回っている。(2023/01/06調査)
一方、収益確保のために調剤薬局部門を強化する動きが広がっている。商業動態統計でのドラッグストアの21年の「調剤医薬品」の売上高は前年比5.7%増加した。21年の全体の売上高の増加率(0.3%)を大きく上回っている。(2023/01/06調査)
ドラッグストアの競合状況
ツルハHD、22年6~11月期は4.7%の増収、店舗数は29店増加
2022年5月までの1年間に迎えた決算期での連結売上高でみると、1位はウエルシアホールディングス(HD)で、ツルハホールディングス(HD)、コスモス薬品、マツキヨココカラ&カンパニー(旧マツモトキヨシホールディングス)の順で続く。マツキヨココカラ&カンパニーは、21年10月に旧ココカラファインと経営統合しており、旧ココカラファインの売上高を加えた合算ベースではツルハHDに続き3位になる。
イオン傘下のウエルシアHDの22年2月期(連結)の売上高は1兆259億4700万円で前の期比8.0%増、営業利益は430億1800万円で同0.1%増。積極出店の効果もありドラッグストストアとして初めて1兆円を超えた。出店舗数は144店、退店は26店で、期末店舗数は2468店。このうち海外は11店でいずれもシンガポール。22年3~8月期の売上高は5627億5200万円、営業利益は239億8800万円。今期から収益認識会計基準を適用したため、従来の基準で計算すると、売上高の前年同期比は実質12.9%増、営業利益は同5.5%増。調剤部門では処方箋の枚数が増加した。月次情報によると、既存店の売上高の前年同月比は9月4.1%増、10月4.6%増、11月4.2%増、12月10.4%増。(2023/01/06調査)
イオン傘下のウエルシアHDの22年2月期(連結)の売上高は1兆259億4700万円で前の期比8.0%増、営業利益は430億1800万円で同0.1%増。積極出店の効果もありドラッグストストアとして初めて1兆円を超えた。出店舗数は144店、退店は26店で、期末店舗数は2468店。このうち海外は11店でいずれもシンガポール。22年3~8月期の売上高は5627億5200万円、営業利益は239億8800万円。今期から収益認識会計基準を適用したため、従来の基準で計算すると、売上高の前年同期比は実質12.9%増、営業利益は同5.5%増。調剤部門では処方箋の枚数が増加した。月次情報によると、既存店の売上高の前年同月比は9月4.1%増、10月4.6%増、11月4.2%増、12月10.4%増。(2023/01/06調査)
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