住宅設備(トイレ・洗面台)
住宅設備(トイレ・洗面台)の業界分類
住宅設備(トイレ・洗面台)の業界定義
便器、洗面台、洗面化粧台等、主に水周りで使用される器具を製造する。
住宅設備(トイレ・洗面台)の業界概要
温水洗浄便座の普及率80%
衛生陶器はトイレと洗面化粧台に分かれる。材料の土を型枠に入れて成型し、彩色を経て、「トンネル窯」と呼ばれる焼成炉で焼きあげる。欠点は破損しやすく、傷がついたところから水が浸透して汚れが広がるが、補修法が確立されていない点。最近では便座に電熱を通して温めるほか、洗浄、芳香などの機能を備えた多機能型便座が幅広く出回っている。
メーカーは不動産開発会社や住宅建設会社、地場の中小工務店などを通じて、ビルや住宅など向けに商品を販売する。マンションでは開発会社が商品を選ぶのが一般的だが、戸建て住宅では施主の消費者が複数のメーカーから商品を選択することも多い。(2023/05/06調査)
メーカーは不動産開発会社や住宅建設会社、地場の中小工務店などを通じて、ビルや住宅など向けに商品を販売する。マンションでは開発会社が商品を選ぶのが一般的だが、戸建て住宅では施主の消費者が複数のメーカーから商品を選択することも多い。(2023/05/06調査)
住宅設備(トイレ・洗面台)の市場動向
世界の衛生陶器市場拡大 衛生意識の高まりで
市場が成熟するなか業界が期待するのがリフォーム分野の伸長だ。大震災後の節電意識の高まりを受けて、省エネ化リフォームへの需要が高まっている。ただ、2011年に開始した「復興支援・住宅エコポイント制度」、15年にスタートした「省エネ住宅ポイント制度」が終了。特に大型リフォームの動きが鈍化傾向にある。
衛生陶器市場シェアトップのTOTOを追うLIXILは、簡単に施工できる商品の開発を強化する。両社のシェアは浴室では拮抗するが、LIXILの売上高営業利益率はTOTOを下回る。リフォーム向け製品のTOTOの利益率は、購買力の強い住宅メーカーを相手にする新築向け製品よりも高い。リフォーム向けの売り上げ構成の違いが両社の収益格差につながっている。国内の新設住宅着工戸数は60万戸台に減るとの予測もあり、新築向け依存度の高いLIXILにとって厳しい状況が続きそうだ。(2023/05/06調査)
衛生陶器市場シェアトップのTOTOを追うLIXILは、簡単に施工できる商品の開発を強化する。両社のシェアは浴室では拮抗するが、LIXILの売上高営業利益率はTOTOを下回る。リフォーム向け製品のTOTOの利益率は、購買力の強い住宅メーカーを相手にする新築向け製品よりも高い。リフォーム向けの売り上げ構成の違いが両社の収益格差につながっている。国内の新設住宅着工戸数は60万戸台に減るとの予測もあり、新築向け依存度の高いLIXILにとって厳しい状況が続きそうだ。(2023/05/06調査)
住宅設備(トイレ・洗面台)の競合状況
「ウォシュレット」出荷、6000万台突破
業界首位はTOTO。節水能力の高い便器や圧倒的なシェアを誇る温水洗浄便座「ウォシュレット」の機能性も合わせ首位の座を固める。海外でも販売を拡大し、ブランドの認知度を高める。2021年6月に中国・南京で浴槽工場が、8月に中国・福建省で衛生陶器の第2工場が稼働する。22年7月にはベトナムでも衛生陶器工場が稼働した。タイには「ウォシュレット」工場を新設する。21~23年度に海外の衛生陶器・水栓工場の増強に560億円、国内の生産再編などに300億円を投じる。
TOTOは便器や洗面化粧台など主力の水回り製品で、22年8月から新商品を順次発売する。一斉に新商品を発表するのは12年ぶりとなる。21年1月には便座をセンサーとして血流や心拍数などの生体情報や便・尿のデータなどを集め、人工知能(AI)が利用者の健康状態をチェックする「健康トイレ」を開発すると発表した。数年での製品化を目指す。北九州市の本社・小倉第一工場で約50年ぶりに衛生陶器を焼く新窯を導入した。レンガ窯から温度調整が素早くできるファイバー窯に変更。22年8月に本格稼働し、レンガ窯はその後休止する予定。23年3月期の衛生陶器の国内売上高は前の期比3.4%増、「ウォシュレット」は14%増。海外は台湾、ベトナムが好調だった。22年8月に「ウォシュレット」の累計出荷台数が6000万台を突破した。海外ではこの10年で約5倍に伸びた。米国ではショールームを置く都市を今後3年間で2倍以上にする。販売網を南部や東部の地方都市に広げる。(2023/05/06調査)
TOTOは便器や洗面化粧台など主力の水回り製品で、22年8月から新商品を順次発売する。一斉に新商品を発表するのは12年ぶりとなる。21年1月には便座をセンサーとして血流や心拍数などの生体情報や便・尿のデータなどを集め、人工知能(AI)が利用者の健康状態をチェックする「健康トイレ」を開発すると発表した。数年での製品化を目指す。北九州市の本社・小倉第一工場で約50年ぶりに衛生陶器を焼く新窯を導入した。レンガ窯から温度調整が素早くできるファイバー窯に変更。22年8月に本格稼働し、レンガ窯はその後休止する予定。23年3月期の衛生陶器の国内売上高は前の期比3.4%増、「ウォシュレット」は14%増。海外は台湾、ベトナムが好調だった。22年8月に「ウォシュレット」の累計出荷台数が6000万台を突破した。海外ではこの10年で約5倍に伸びた。米国ではショールームを置く都市を今後3年間で2倍以上にする。販売網を南部や東部の地方都市に広げる。(2023/05/06調査)
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