一般用医薬品
一般用医薬品の業界分類
一般用医薬品の業界定義
主に一般用医薬品を製造する。
一般用医薬品の業界概要
世界主要メーカーで事業再編相次ぐ
一般用医薬品とは、医師が病院で処方する医療用医薬品とは異なり、処方箋がなくとも薬局やドラッグストアで購入できる医薬品。日本では市販薬、大衆薬とも言われる。海外では薬局のカウンター越しに薬剤師から消費者が医薬品を購入することから「Over The Counter」を略して、「OTC」と呼ばれる。一般用医薬品は8606品目(2020年12月現在、指定部外品など除く)あり、副作用のリスク区分の高い順に、要指導医薬品(13品目)のほか第1類から第2類、第3類医薬品まである。
厚生労働省がまとめた令和3年版薬事工業生産動態統計年報によると、2021年暦年の要指導・一般用医薬品(配置用家庭薬を含む)の生産額は前年比4.7%減の7491億4700万円。新型コロナ禍で、市場をけん引してきたインバウンド需要が蒸発したため前年より減少した。(2023/01/13調査)
厚生労働省がまとめた令和3年版薬事工業生産動態統計年報によると、2021年暦年の要指導・一般用医薬品(配置用家庭薬を含む)の生産額は前年比4.7%減の7491億4700万円。新型コロナ禍で、市場をけん引してきたインバウンド需要が蒸発したため前年より減少した。(2023/01/13調査)
一般用医薬品の市場動向
厚労省、解熱鎮痛剤の買い占め防止策を要請
健康保険が適用される医療用医薬品と異なり、一般用医薬品(市販薬)は保険適用がなく、全額が自己負担になる。政府は医療費削減の観点から、自分の健康を自身で管理する「セルフメディケーション(自主服薬)」の推進を掲げる。最近は医療用医薬品を市販薬に転用した「スイッチOTC医薬品」の普及が進む。医療用で長く使われ、有効性が確認された成分を転用する。ただ、ここ数年は大きな売り上げが見込めるスイッチOTC化がない。
新型コロナウイルス禍が長引き、一般用医薬品(大衆薬)市場が縮小している。調査会社インテージヘルスケア(東京・千代田)がまとめた2021年の販売金額は前年比3%減り、2年連続でマイナスだった。感染対策の浸透で風邪にかかる人が減り、風邪薬が大きく落ち込んだ。21年の大衆薬売上高は1兆628億円で、インテージの調査データがある1997年以降では最低だった。(2023/01/13調査)
新型コロナウイルス禍が長引き、一般用医薬品(大衆薬)市場が縮小している。調査会社インテージヘルスケア(東京・千代田)がまとめた2021年の販売金額は前年比3%減り、2年連続でマイナスだった。感染対策の浸透で風邪にかかる人が減り、風邪薬が大きく落ち込んだ。21年の大衆薬売上高は1兆628億円で、インテージの調査データがある1997年以降では最低だった。(2023/01/13調査)
一般用医薬品の競合状況
小林製薬、仙台工場の生産能力倍増
最大手である大正製薬ホールディングス(HD)の一般用医薬品(セルフメディケーション事業)の2022年3月期売上高は、前年同期比1.2%増の2297億円。整腸薬、ドリンク剤の伸びが大きかった。大正製薬HDは21年7月、ビオフェルミン製薬を株式交換で完全子会社化した。これまで6割の株式を持っていたが、完全子会社化で研究開発や海外展開での連携を強化する。ビオフェルミン製薬株は7月28日付で上場廃止になった。
2位グループはエスエス製薬や、武田薬品工業の市販薬部門から出発したアリナミン製薬。2010年に独製薬大手ベーリンガーインゲルハイムの100%子会社になったエスエス製薬は、独べーリンガーと仏サノフィの事業交換の結果、17年1月、サノフィ傘下入りした。(2023/01/13調査)
2位グループはエスエス製薬や、武田薬品工業の市販薬部門から出発したアリナミン製薬。2010年に独製薬大手ベーリンガーインゲルハイムの100%子会社になったエスエス製薬は、独べーリンガーと仏サノフィの事業交換の結果、17年1月、サノフィ傘下入りした。(2023/01/13調査)
一般用医薬品の関連企業
ビオフェルミン製薬株式会社
医薬品製造販売業
ロート製薬株式会社
従来の医薬品や医薬部外品化粧品・機能性食品などの製造販売業に加え、健康の基本である食やサービスなど日常のライフスタイルから医療など先端のライ...
大正製薬株式会社
医薬品、医薬部外品、化粧品、食品、雑貨などの製造並びに販売
※当該一般事業主行動計画は、以下の会社にて適応
・大正製薬ホールディングス株...
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