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日用品・家庭用品

日用品・家庭用品の業界分類
日用品・家庭用品の業界定義
主に家庭で用いられる台所用品や浴室用品等、日用品を製造する。
ビジネステーマ
使い捨てカイロ

日用品・家庭用品の業界概要

19年のプラスチック製日用品出荷額は3526億円
浄水器やキッチンスポンジなどの台所用品、風呂おけ、浴室腰かけ、浴槽かくはん棒、清掃ブラシなどのトイレ・浴室用品、収納ケースや掃除道具といった日用品・家庭用品を製造する業界。ホームセンターやDIY店、100円ショップなどを通じて販売される。
メーカーは中小企業が多く、浄水器専業などを除き、各社はそれぞれ多品種を扱っている。専業メーカーのほか、家庭用塗料や育児関連商品などの大手メーカーが、多角化の一環として日用品・家庭用品を生産するケースもある。(2023/02/20調査)

日用品・家庭用品の市場動向

コロナ禍で伸びる商品も、殺虫剤は二ケタ増、入浴剤も好調
経済産業省の調べによると、日用品・家庭用品を含む生活関連産業は1991年以降、出荷額の減少が続いている。91年には約10兆円あったが、2004年には約5兆円と半減した。輸出入についても1993年に輸入が輸出を上回って以降、輸入超過で、国産品が輸入品にシェアを奪われている状態が続いている。
2019年10月以降は消費税の増税に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で消費者の消費マインドは悪化した。消費者の生活必需品に対する低価格・節約志向が強まる一方、人件費や物流費などの費用の増加や中国の工場の一時生産停止などにより、各メーカーの経営環境は厳しさを増している。(2023/02/20調査)

日用品・家庭用品の競合状況

レックの22年4~12月期、増収営業減益、原材料費などの値上がり響く
プラスチック製品の総合メーカーである天馬の2022年3月期(連結)売上高は前の期比12.3%増の826億9700万円、営業利益は同31.9%減の19億7000万円。国内の収納ケース販売は巣ごもり需要の反動減で不振だった。中国、東南アジアでは日系メーカー用の樹脂部品が多くを占めるが、収納ケースの販売も開始した。22年4~12月期(連結)の売上高は前年同期比22.7%増の737億5100万円、営業利益は同46.7%増の17億4400万円だった。国内の収納ケース販売は低迷した。
日用雑貨品メーカーのレックは水だけで汚れが落ちるスポンジ「激落ちくん」で有名。100円均一ショップで販売する商品が多い。海外販路開拓に向けシンガポールと中国、米国に駐在員を置き、現地企業との取引拡大を目指す。22年3月期(連結)の売上高は前の期比3.5%増の514億2300万円、営業利益は同39.2%減の32億600万円だった。巣ごもり需要の反動減があったが、新製品の発売などで売り上げを確保した。22年4~12月期(連結)の売上高は前年同期比6.8%増の419億3300万円、営業利益は同63.6%減の12億6700万円。原材料費や物流費の値上がりが響いた。(2023/02/20調査)

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