トイレタリー
トイレタリーの業界分類
トイレタリーの業界定義
石鹸、ボディソープ、シャンプー、入浴剤、消臭芳香剤、歯ブラシ、ひげそり等、主に家庭で用いられるトイレタリーを製造する。食器用・洗濯用洗剤を含む。スキンケア用品を除く。
トイレタリーの業界概要
21年度のトイレタリー市場規模、前年度比3.1%減の2兆635億円
本稿で取り上げるのは、洗剤やボディーソープ、シャンプー、入浴剤、消臭芳香剤などの家庭用トイレタリー製品メーカーである。矢野経済研究所の調べによると、2021年度の国内トイレタリーの市場規模(メーカー出荷ベース)は前年度比3.1%減の2兆635億円とマイナスになったが2兆円台を維持した。新型コロナウイルス感染予防で需要が拡大したハンドソープや消毒液などが反動減となった。
日本石鹸洗剤工業会(東京・中央)のまとめによると、21年の石鹸・洗剤の国内販売額は前年比1%減の9034億6000万円。身体用は皮膚用が10%減の2075億2000万円、頭髪用が3%減の1820億3000万円。洗濯用の合成洗剤は3%増の1993億1300万円だった。(2023/01/13調査)
日本石鹸洗剤工業会(東京・中央)のまとめによると、21年の石鹸・洗剤の国内販売額は前年比1%減の9034億6000万円。身体用は皮膚用が10%減の2075億2000万円、頭髪用が3%減の1820億3000万円。洗濯用の合成洗剤は3%増の1993億1300万円だった。(2023/01/13調査)
トイレタリーの市場動向
各分野で高付加価値品を投入して成長目指す、原材料価格の高騰や値下げ圧力に対応
トイレタリー市場は長期的には横ばい傾向で推移している。この数年は、訪日外国人の増加により、ドラッグストアなどでのインバウンド向け需要が高まった。日本製の歯磨き粉などの人気は高く、帰国後にネット通販などで購入を継続する動きが定着した。だが、2019年は中国での個人輸入の規制強化などで伸び悩んだようだ。20年に入ると新型コロナウイルスの発生によって中国人観光客の訪日が激減するなど、インバウンド消費は一段と先行き不透明な情勢だ。
近年では共働き世代の増加や花粉症対策などとして部屋干し用の洗剤やドラム型洗濯機の普及によって専用洗剤などの利用者が増加している。衣料用合成洗剤は花王、ライオン、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパンが上位3社で合計のシェアは90%を超える。(2023/01/13調査)
近年では共働き世代の増加や花粉症対策などとして部屋干し用の洗剤やドラム型洗濯機の普及によって専用洗剤などの利用者が増加している。衣料用合成洗剤は花王、ライオン、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパンが上位3社で合計のシェアは90%を超える。(2023/01/13調査)
トイレタリーの競合状況
花王の22年1~9月期、11%増収も29%営業減益、原材料高響く
国内トイレタリー市場で首位に立つのが花王で、国内メーカーではライオンがその背中を追う。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパン(神戸市)やユニリーバ・ジャパン(東京・目黒)といった外資系も主要プレーヤーとして名を連ねる。ただ、国内では急激な市場の伸びは期待できず、将来の業績を左右するのは海外事業となる。
花王は中国事業の拡大を加速している。2017年から現地卸と直接取引を始めるなど流通体制を刷新。電子商取引(EC)の比重も高め、消費者の嗜好の変化が激しい中国市場で機動性を高める。(2023/01/13調査)
花王は中国事業の拡大を加速している。2017年から現地卸と直接取引を始めるなど流通体制を刷新。電子商取引(EC)の比重も高め、消費者の嗜好の変化が激しい中国市場で機動性を高める。(2023/01/13調査)
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