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Question

コーヒー豆・茶葉

コーヒー豆・茶葉の業界分類
コーヒー豆・茶葉の業界定義
コーヒー豆、及び日本茶、紅茶等茶類の茶葉を製造、販売する。
ビジネステーマ
豆なしコーヒー

コーヒー豆・茶葉の業界概要

コーヒー豆安定調達へ生産地支援の動き
コーヒー原料となるコーヒー豆は大半が輸入。9割以上が生豆として飲料メーカーや焙煎業者などが購入している。生豆や焙煎済みの豆(レギュラーコーヒー)及びインスタントコーヒー、コーヒーエキス・エッセンスなどに分類される。
2021年のコーヒー豆の輸入量(生豆換算)は前年比8.9%減の45万3118トン。国別の輸入量はブラジル、ベトナム、コロンビアの順で、上位3カ国で輸入量全体の約7割のシェアを占める。(2023/05/03調査)

コーヒー豆・茶葉の市場動向

家庭・小規模オフィス需要取り込みがカギ
飲料市場で、湯を沸かしていれたり希釈したりするタイプのコーヒー、紅茶、緑茶などは「手入れ飲料」と呼ばれる。手入れ飲料市場の90%がコーヒーと緑茶。紅茶は5%と言われる。経済的に余裕が出てきた地域ではコーヒー消費量が伸びる傾向にある。日本企業が注目するのは東南アジアだ。UCCホールディングスは18年6月タイに合弁会社を設立、キーコーヒーは家庭向け商品をインドネシアで、味の素は粉末コーヒーを18年からミャンマーで展開する。
国内ではこれまで缶入りがほとんどだったコーヒー飲料で、17年4月に登場したサントリー食品インターナショナルの「クラフト ボス」以後、ペットボトル入りが人気を集めている。発売1年で1500万ケース(3億6000万本)を売り上げた。これを受けて、伊藤園、UCC上島珈琲なども同様のコンセプトの新商品を発売した。サントリーはコーヒーに続いて19年3月にはペットボトル無糖紅茶を投入した。(2023/05/03調査)

コーヒー豆・茶葉の競合状況

強味生かした取り組みで需要掘り起こし
コロナ禍で、各社は販売戦略見直しを急ぐ。UCCホールディングス(HD)は、個人の好みに合わせたコーヒーの定額販売で、家庭需要を開拓。人手不足の中、ロボットカフェ開発のQBITロボティクス(東京・品川)に資本参加、人手不足に対応したロボットカフェを共同開発した。UCC上島珈琲は、山梨県笛吹市に新工場を建設する。総事業費143億円で、2024年前半にも稼働する。あわせて老朽化した東日本の2工場を閉鎖、生産効率を高める。同社は、米国領北マリアナ諸島のロタ市とコーヒー栽培のアドバイザリー契約を22年9月に締結。25年には約5トンの生産を見込み、国内での製品化も目指す。
キーコーヒーは、輸入コーヒー豆を国内4工場で業務用・家庭用に製造販売する。コロナの影響で40%弱を占めていた業務用が30%弱まで落ち込んだ一方、家庭用が30%強から40%強に増加。業務用ではテークアウト商材を拡充、キャッシュレス対応売り場などの提案に力を入れる。22年4月に社長直轄の「コーヒーの未来部」を立ち上げ、栽培技術向上や新品種開発に取り組む。製茶卸問屋の堀田勝太郎商店(京都府宇治市)と業務提携し、2023年中にも家庭向けの緑茶商品事業に参入する。(2023/05/03調査)

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